第3局は大阪のザ・リッツカールトンで行いましたが大阪には今までいったことがありましたか?
それでは第3局を振り返ってみましょう。
いや(笑)囲いが薄いし。▲2八飛車がいなくなると△5八角とかで▲4六銀が狙われてしまいますからね。先手が気を使う展開になってしまいます。
ゴキゲン中飛車は永瀬四段に教わっているのですか?
この局面の形勢はいかがでしょうか?控え室では振り飛車もいけるのではという評判でしたが。
そうですね。自玉が固いので少しいけるかなと思ってました。ただ、ここで間違えてしまいました。△6六歩▲同金△6九銀と打ったのですが▲6七金上を見落としていました。ここでは△6六銀と上から手厚く打てばよかったです。
僕も印象に残っています。普段は受け将棋なのですか?
▲5五角打△6五金に▲6一歩成が清水さんが秒に追われて指してしまって手でここでは▲7三角成△同飛▲4四角としてれば先手が優勢だったとのことでした。
本譜は先手が盛り返したのではないかとの評判でしたが、この△7八銀が強烈な一手でした。▲同銀は△同銀成▲同玉△6九角▲7七玉△7八銀であっという間に寄ってしまいます。ずっと前から狙っていたのですか?
途中▲8四角で▲2八角とこちらに出るのはどうでしたか?(変化図1)
▲6二飛車は・・・・・・。(声がかすれる)
本譜はこの△7八角が決め手で以下は後手の勝ちになりました。※2011年12月末日に収録。段位、肩書きは当時のもの。
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