両対局者のプロフィール

対局者プロフィール

里見 香奈(さとみ かな)女流王位〔女流五冠〕

伊藤さんは受け重視の棋風ですが、戦型も含め、自分のペースを守って指している印象です。5番勝負でも力戦型になるのかなと予想しています。自分も受けを意識して指していますが、目指している形にはまだまだ。攻守のバランスをうまくとることができれば、と思っています。今年の女流名人戦で敗れた2局は、いずれも自分の力が出せていなくて、悔いが残りました。今シリーズは、力を出し切れるよう臨みます。

里見香奈女流王位さとみ・かな 1992年、島根県出雲市生まれ。森けい二・九段門下。2004年女流プロデビュー。08年、第16期倉敷藤花戦で初タイトル獲得。11年5月、奨励会に1級で編入し、現在は三段。13年、女王奪取で史上初の女流5冠を達成した。タイトル通算獲得数は、女流王位3期を含む26期。通算5期獲得で得られる永世称号のクイーン名人、クイーン王将、クイーン倉敷藤花を持つ。攻めの鋭さには定評がある。

伊藤 沙恵(いとう さえ)女流二段

リーグ戦ではぎりぎりの展開が多かったので、挑戦できるとは思いませんでした。挑戦者決定戦でも終盤で負け筋があり、勝ったのはツキを感じました。里見さんの将棋は攻めが鋭いイメージで、自分の読みにない手が飛んできます。総合力は奨励会三段でもある里見さんの方が上なので、自分の力を出しきることが大事だと考えています。なかなか対戦できない相手なので、精いっぱい戦って、いい将棋を指したいです。

伊藤沙恵女流二段いとう・さえ 1993年、東京都武蔵野市生まれ。屋敷伸之九段に入門し、2004年に奨励会6級で入会。14年、同1級で退会し、女流初段でプロ入りした。15年、女流王座戦でタイトルに初挑戦し、女流二段に昇段。加藤桃子女流王座(当時)に2勝3敗1持将棋(引き分け)で敗れた。女流王位戦は挑戦者を決める紅白リーグ在籍2期目で、初挑戦。受け重視の棋風で、厚みを生かし押さえ込む展開を好む。

※上記、段位肩書きなど、2017年4月現在