# --- Kifu for Windows (Pro) V6.60 棋譜ファイル --- 対局ID:2852 記録ID: 開始日時:2014/06/05 10:00 終了日時:2014/06/05 16:38 表題:富士通杯達人戦 棋戦:第22回富士通杯達人戦1回戦1局 持ち時間:各3時間 消費時間:77▲129△179 場所:東京・将棋会館 手合割:平手   先手:森内俊之 後手:加藤一二三 先手省略名:森内 後手省略名:加藤 手数----指手---------消費時間-- *第22回富士通杯達人戦(非公式戦)が6月5日(木)10時にいよいよ開幕する。選抜された6人の棋士が「達人」の座を懸けて戦う。開幕カードは森内俊之竜王−加藤一二三九段戦。東京・将棋会館「特別対局室」にて行われる。持ち時間は各3時間。記録係の榎木幸平初段(22歳・中田功七段門下)が森内の振り歩先で振り駒を行う。歩が4枚でて森内の先手に決まった。 * *『富士通杯達人戦の対局の模様は週刊朝日に掲載されます。 本局の模様は7月25日号と8月1日号に掲載される予定です。是非ご覧ください』  * *(棋譜・コメント入力=吟) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手。#は局後の感想が追記された指し手] *【】内は中継ブログタイトルならびにリンク 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *9時45分には両対局者とも入室していた。52分、森内が駒袋に手を掛け駒が並べ始められた。本局は注目の開幕戦。10人ほどの関係者が見守っていた。 * *【対局開始前の様子】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-1bd0.html 2 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) *達人戦の出場基準は下記のようになっている。 *(1)40才以上の現役棋士前回優勝者・準優勝者に優先出場権 *(2)タイトル保持者 *(3)永世称号者 *(4)竜王戦1組通算5年以上在籍者および順位戦A級通算5年以上在籍者 *(5)タイトル獲得経験者 *(6)タイトル挑戦経験者 *(7)竜王戦1組ならびに順位戦A級在籍者 *第22回達人戦に出場しているのは谷川浩司九段(第21回達人戦覇者)、羽生善治名人(王位、王座、棋聖)、森内俊之竜王、加藤一二三九段、内藤國雄九段、高橋道雄九段。 3 6八銀(79) ( 0:00/00:00:00) *◆森内 俊之(もりうち としゆき)竜王◆ *1970年10月10日生まれ、神奈川県横浜市出身。勝浦修九段門下。1987年、四段。2002年、九段。棋士番号は183。 *タイトル戦登場は24回。獲得は竜王2期、名人8期(十八世名人)、棋王1期、王将1期の計12期。棋戦優勝は12回。 4 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *◆加藤 一二三(かとう ひふみ)九段◆ *1940年1月1日生まれ、福岡県嘉麻市出身。剱持松二九段門下。1954年、四段。1973年、九段。棋士番号は64。 *タイトル戦登場は24回。獲得は名人1期、十段3期、王位1期、棋王2期、王将1期の計8期。棋戦優勝は23回。 5 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) *森内の公式戦成績は、通算853勝482敗(0.639)、今年度成績は4勝7敗(0.364)。2013年度成績は28勝12敗(0.700)。 6 6二銀(71) ( 0:00/00:00:00) *加藤の公式戦成績は、通算1315勝1121敗(0.540)、今年度成績は0勝2敗。2013年度成績は6勝19敗(0.240)。 *加藤の1315勝は(故)大山康晴十五世名人の1433勝に次ぐ2位の記録。 7 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) *【対局開始時の様子】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-d58c.html 8 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00) 9 7八金(69) ( 0:00/00:00:00) *両者の公式戦の対戦成績は森内12勝、加藤5勝。 10 6三銀(62) ( 0:00/00:00:00) *第22回富士通杯達人戦決勝戦は公開対局で行われる。現在、観戦の募集が行われている。郵便はがきでの応募で締め切りは7月29日(火)消印有効。詳細は下記をご確認頂きたい。決勝戦は9月6日(土)東京・有楽町朝日ホールにて13時開演予定。【第22回富士通杯達人戦決勝戦の公開対局観戦募集のお知らせ】 *http://www.shogi.or.jp/topics/2014/06/22-17.html 11 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) 12 5四銀(63) ( 0:00/00:00:00) *開始から、まだ2分。加藤は銀を腰掛けた。 13 5七銀(48) ( 0:00/00:00:00) 14 6二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *後手は右四間飛車。 15 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) 16 3二金(41) ( 0:00/00:00:00) *森内と加藤の達人戦といえば一昨年の第20回準決勝に触れなければならないだろう。加藤が二手指しの反則負けをした対局だ。加藤はこの対局について自著『羽生善治論』(角川書店)で次のように記している。 *「この将棋は、中盤の段階で私の勝勢になった。必勝形といってもいい。森内さんも否定しないと思う。とはいえ、油断は禁物であるから、森内さんの次の着手に対して腰を落ち着けてから考えようと思い、私は手洗いに立った。それで帰ってきて、まだ森内さんが指していないにもかかわらず、自分が指してしまったのだ。」 *また当時の棋譜中継コメント最終手にも加藤の後日談が掲載されている。 *【第20回富士通杯達人戦準決勝 ▲森内−△加藤戦】 *http://live.shogi.or.jp/tatsujin/kifu/20/tatsujin201207200101.html 17 6七金(58) ( 0:00/00:00:00) 18 4一玉(51) ( 0:00/00:00:00) *両者とも指し手が止まらない。ドンドン進んでいく。 19 6九玉(59) ( 0:00/00:00:00) 20 4二銀(31) ( 0:00/00:00:00) 21 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) *開始から5分で一気に進んだ。先手は矢倉、後手は右四間飛車。争点は6筋になりそうだ。 *△3一玉といったん寄っておくか、△7四歩と桂の活用を見せるか。 * *【矢倉模様から右四間へ】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-5c0e.html 22 3一玉(41) ( 0:00/00:00:00) *いったん玉を寄る。右四間飛車は飛・角・銀・桂で破壊力ある攻めが特長だ。 *このあと△7四歩〜△7三桂のルートか△9四歩〜△9三桂のルートで桂を使うことになるだろう。 23 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) *【観戦記は『週刊朝日』に掲載】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-a4d8.html 24 3三角(22) ( 0:00/00:00:00) *角で受ける。銀で受けては角の利きが攻めに使えない。 25 7九玉(69) ( 0:00/00:00:00) *スッと玉を寄る。先手は金・銀4枚で後手の攻めを受け止める構えだ。 *後手は攻めの手なら△7四歩、受けなら5一か5二へ金を使うだろう。加藤は足を崩して腕組み。森内は正座のまま両手をヒザの上に置いてじっと加藤の着手を待つ。 *公式戦での現局面の同一局面は4局あり、後手の棋士欄には加藤の名前が見事に4つ並んでいる。 26 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00) *9時15分頃、パラパラと落ちてきた雨粒がいまは強くなってきた。 27 4六銀(57) ( 0:00/00:00:00) 28 7三桂(81) ( 0:00/00:00:00) *後手の桂が動き出した。これで飛・角・銀・桂と要所についた。あとはどこで△6五歩を決行するか。 *先手は▲5七銀上で6六の地点を支えるのが、オーソドックスな受けの形だ。 29 5七銀(68) ( 0:00/00:00:00) *ここで△9四歩か△5一金か。加藤は公式戦でどちらも指している。 30 5一金(61) ( 0:00/00:00:00) *本局は金を寄った。 *先手はそろそろ攻める準備だろう。ならば▲3六歩が自然だ。 31 3六歩(37) ( 0:00/00:00:00) *▲3六歩までの消費時間は▲森内13分、△加藤22分。 *後手はそろそろ仕掛けるところだ。△6五歩から戦端を開く手が有力だ。加藤は一昨年11月のC級1組順位戦、村山慈明六段(現・七段)との対局で後手を持って△6五歩と仕掛けている。△6五歩▲同歩△8八角成▲同玉△4四角と進行している。結果は先手の村山が制している。 *前例は7局ありすべて△6五歩と仕掛けている。ただし▲6勝△1勝と後手の勝率は悪い。 *加藤が15分ほど考えている。仕掛けるなら時間を使うだろう。時刻は11時を回った。森内は席を外している。 *加藤が色紙などに好んで書く言葉に「直感精読」がある。直感は△6五歩なのだろうか。ならばその手を精査しているのだろう。加藤の考慮は55分を超えた。 * *【仕掛けるか否か】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-0b01.html 32 6五歩(64) ( 0:00/00:00:00) *11時42分、56分の長考の末に加藤が仕掛ける。 33 同 歩(66) ( 0:00/00:00:00) *森内は2分ほどで▲6五同歩と応じる。 34 7五歩(74) ( 0:00/00:00:00) *バシンと音が聞こえそうな手つきで△7五歩と突く。ここでは△8八角成と換える手が指されていたが、△7五歩はない。加藤の新機軸だ。7筋の突き捨てが入れば攻めがスムーズにいくと見ているのだろう。7筋の歩を切っておけば、のちのち7七へたたく筋が生じる。さて森内は△7五歩の趣向にどう応じるか。ここは時間を使いそうだ。 *12時10分、△7五歩に森内が25分使って対局は昼食休憩に入った。消費時間は▲森内40分、△加藤1時間18分。対局は13時に再開される。昼食の注文は森内が開化丼(みろく庵)、加藤がうな重の竹(ふじもと)。 *13時10分を回ったが、まだ森内の手は動かない。再開からじっと考え続けている。 * *【昼食休憩】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-bc24.html 35 同 歩(76) ( 0:00/00:00:00) *再開から21分、森内は7筋の歩を手に取った。▲7五同歩を見て加藤は席を外した。数分して席に戻る。正座で盤の前に座り考え始める。 *△8八角成▲同玉に△3三角と据えるつもりだろうか。 * *【対局再開】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-2985.html 36 8八角成(33) ( 0:00/00:00:00) *本日の対局立会人は関浩六段。 *「角を換えたんですね。じゃあもう1度、角を打つんでしょうね。3三かなぁ」と話す。 37 同 玉(79) ( 0:00/00:00:00) *【本局の使用駒】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-698e.html 38 3三角打 ( 0:00/00:00:00) *さあ3三に据えた。先手はこの王手にどうするか。▲9八玉か▲7七角と合わせるか。どちらかだろう。 *「▲7七角と合わせるのは△4四歩と止められて、少し困るかもしれませんね」と関六段。 *7筋の突き捨てが入ってない対局で△3三角と打った将棋は4局あり▲9八玉と▲6六角が各2局指されている。 * *【7筋の突き捨て】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-f4eb.html 39 9八玉(88) ( 0:00/00:00:00) 40 6五銀(54) ( 0:00/00:00:00) *力強く銀を突進させていく。△6五銀を着手して加藤は9筋の駒を整え直した。 41 6六歩打 ( 0:00/00:00:00) *△6六同銀▲同銀△同角▲同金△同飛の局面をどう見るか。後手は角と金の交換で駒損。先手は▲6七銀と打って飛車を追い払うことが可能だ。 *「6六で清算して▲6七銀に飛車を逃げて▲6六歩にどうやって攻めるんだろう。ちょっと分からないなあ」と関六段。 42 同 銀(65) ( 0:00/00:00:00) 43 同 銀(57) ( 0:00/00:00:00) 44 同 角(33) ( 0:00/00:00:00) *6六の地点で激しく駒が交換されていく。 45 同 金(67) ( 0:00/00:00:00) 46 同 飛(62) ( 0:00/00:00:00) 47 6七銀打 ( 0:00/00:00:00) *▲6七銀までの消費時間は▲森内1時間18分、△加藤1時間33分。 *先手は角と金の交換で駒得になっている。局面が落ち着けば駒得が生きる展開になる。後手は飛車をどこに逃がすのか。7筋の突き捨てが入っていない対局ならば、加藤は後手を持って2局指しており、飛車は6一と6二に引いている。 *「△6五飛と1つ引くんですかね。▲8三角なら△6六歩と打って勝負。以下▲7六銀には△6七銀と放り込んで。▲6五銀△7八銀成▲同飛。これは先手が気持ちが悪い。また△6五飛に▲6六歩なら△7五飛と歩を取って。これなら7筋を突き捨てた意味が分かりますよね」と関六段。 *記録机の加藤側に用紙が出された。残りが1時間を切ったようだ。加藤の考慮は1時間5分を超えた。 * *【加藤九段、猛攻】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-b9ec.html *【加藤九段、長考】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-1201.html 48 6五飛(66) ( 0:00/00:00:00) *加藤は15時5分、1時間5分の長考で加藤は飛車を引く。 *引いたあとの変化をどこまで読んでいたのだろうか。 *△6五飛までの消費時間は▲森内1時間18分、△加藤2時間38分。加藤の残りは22分。 * *【将棋会館・売店】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-bf1e.html * *※局後の感想※ *△6五飛に代えて△6七飛成と飛車を切るのは▲同金△6六歩▲同金△8五桂▲8八玉。「▲8八玉と寄られてちょっと難しいかと」(加藤)。以下(1)△7七歩▲同桂△7九銀▲7八玉△6八銀打▲同飛△同銀成▲同玉△2八飛▲6七玉△8八飛成▲6八銀で「これは大変ですかね」と森内。「▲6八銀と打たれて自信がないです」と加藤。 *(2)△7六歩▲同金△6七銀▲6六金△7六金は▲同金△同銀成▲7八玉で先手が凌いでいる。 *また△6五飛に代えて△6一飛と引くのは▲8八角△6六歩▲同銀△8五桂▲6四歩△同飛▲5五角△6一飛▲1一角成△2二銀▲1二馬△7七歩▲6七金△6六飛▲同金△7八金▲7九香△6八銀▲7八香△同歩成▲6七金△8八と▲同玉△7九角。「どこまでいっても難しいね」と加藤。「そうですね」と森内。 49 8八角打 ( 0:00/00:00:00) *森内は自陣角を放つ。遠く敵陣の1一まで通っている。また6六に後手から歩を打たれる手もケアしている。 * *※局後の感想※ *△6五飛に▲8八角と打って先手がペースを握った。 50 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) *手筋。大駒は近づけて受けよ。 51 同 角(88) ( 0:00/00:00:00) *先手の角を呼び込んでどう叱りつけるか。手堅いのは△3三銀打だが、攻め駒不足を心配しなければならなくなる。 52 3三金(32) ( 0:00/00:00:00) *駒台の駒を使っては戦力不足になる。加藤は金で当てた。 53 2四歩(25) ( 0:00/00:00:00) *角を逃げずに2筋の突き捨てを入れた。△4四金と角を取るのは▲2三歩成が猛烈に厳しい。この突き捨ては入るだろう。 * *【森内竜王、反撃に出る】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-cf49.html 54 同 歩(23) ( 0:00/00:00:00) 55 2三歩打 ( 0:00/00:00:00) *△4四金は▲2二角が王手金取りになる。 *「これは攻守逆転しましたね。ふたたび後手が攻める展開になるのでしょうか。手の調子が先手が有望といっていいと思います。△2三同金は▲1一角成があります。△3二金打は攻めが切れてしまいます。△4四金は▲2二角〜▲4四角成。この垂れ歩は値千金の歩ですね」と関六段。 56 4四金(33) ( 0:00/00:00:00) 57 2二角打 ( 0:00/00:00:00) *△4四同金に森内はすぐに▲2二角。金を取りながら4四に馬ができるのは大きい。 58 4一玉(31) ( 0:00/00:00:00) 59 4四角成(22) ( 0:00/00:00:00) 60 8五桂(73) ( 0:00/00:00:00) *凄い勢いで跳ねだした。意地でも△7七歩とたたきたい。 *先手は▲2二歩成が自然な手だ。 *「先手陣は馬が自陣に利いてるのが心強いですよね」(関六段) *△8五桂までの消費時間は▲森内1時間38分、△加藤2時間57分。加藤の残りは3分。 61 2二歩成(23) ( 0:00/00:00:00) 62 4三銀打 ( 0:00/00:00:00) *「△4三銀打は鍛えが入った手ですね」(関六段) *軽い手なら▲3二とと捨てるのだろうか。 63 8八馬(44) ( 0:00/00:00:00) *と金を捨てるのは、ややもったいなかったか。馬は自陣に。森内は手厚く引きあげた。 64 5九角打 ( 0:00/00:00:00) *△7七歩のタタキをより厳しくしたものか。 *現局面は駒の損得はなし。先手は馬とと金を作っている。 *ここで▲7六銀と上がるか。△6九飛成▲6八金打△同角成▲同飛△同飛成▲同金。この順になれば、先手から次の▲6三角が厳しい寄せになる。 *記録机の森内側にも残り時間早見表が提示された。森内も残り1時間を切った。 * *【加藤九段、再び攻めに転じる】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-4545.html 65 6八歩打 ( 0:00/00:00:00) *7七への後手の角の利きを遮断した。 66 7五飛(65) ( 0:00/00:00:00) *先手は丁寧に面倒を見れば、1一と2一で駒が補充できる。 67 2一と(22) ( 0:00/00:00:00) 68 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) *端玉には端歩だが……。 69 6六馬(88) ( 0:00/00:00:00) *飛車に当てて催促。 *玉がふたたび8八へ寄れば後手の端攻めが甘くなる。 70 7一飛(75) ( 0:00/00:00:00) *▲8四馬は大丈夫だろうか。△8一飛には▲7四馬の王手が痛い。 71 6三桂打 ( 0:00/00:00:00) *この両取りも当然ながら痛い。 * *【先手優勢】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-05e5.html 72 8一飛(71) ( 0:00/00:00:00) 73 5一桂成(63) ( 0:00/00:00:00) 74 同 玉(41) ( 0:00/00:00:00) 75 7二金打 ( 0:00/00:00:00) *玉と飛車をセットで攻める。これは先手勝勢がハッキリしたようだ。 76 8三飛(81) ( 0:00/00:00:00) 77 6五馬(66) ( 0:00/00:00:00) *△9三飛なら▲3一とがある。 *▲6五馬に加藤が投了。森内が準決勝進出を決めた。 *終局は16時38分、消費時間は▲森内2時間9分、△加藤2時間59分。 *投了以下、△9三飛は▲3一とが▲6一金と▲4一金までの詰めろ。▲3一とを△同銀は▲4三馬で受けが難しい。 * *【終局直後の様子】 *http://kifulog.shogi.or.jp/tatsujin/2014/06/post-97fc.html 78 投了 ( 0:00/00:00:00) まで77手で先手の勝ち