# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.71 棋譜ファイル --- 対局ID:0 記録ID: 開始日時:2024/07/13 14:26 終了日時:2024/07/13 14:43 表題:将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会 棋戦:2024年度将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会・四国大会・低学年部門 決勝戦 戦型:相振飛車 持ち時間:なし 秒読み:60秒 場所:香川県高松市「サンメッセ香川」 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 手合割:平手   先手:今村亮太 後手:佐藤廣吉 先手省略名:今村 後手省略名:佐藤 手数----指手---------消費時間-- *第45回将棋日本シリーズ四国大会より、テーブルマークこども大会(低学年部門)の決勝戦、今村亮太さんと佐藤廣吉さんの一戦を中継する。 *四国大会は7月13日(土)、香川県高松市「サンメッセ香川」で開催。大盤解説は村山慈明八段、聞き手は伊藤沙恵女流四段、棋譜読み上げは北尾まどか女流二段が務める。 *対局開始は14時15分の予定。持ち時間はなく、初手から1手30秒未満の秒読み。振り駒の結果、先手は今村さんに決まった。 * *【テーブルマークこども大会 - JTウェブサイト】 *https://www.jti.co.jp/culture/shogi/kids/index.html *【うどん・お好み焼などの冷凍食品、パックごはんならテーブルマーク】 *https://www.tablemark.co.jp/index.html * *(棋譜コメント入力=夏芽) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手] 1 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) *◆今村 亮太(いまむら りょうた)さん◆ *岡山市立伊島小学校3年生。将棋は4歳のときに兄の影響で始めたという。好きな棋士は菅井竜也八段。 2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *◆佐藤 廣吉(さとう ひろきち)さん◆ *大阪市立本田小学校3年生。将棋は1年生のとき、父親がやっていたのを見て始めたとのこと。好きは棋士は藤井聡太JT杯覇者。 3 5八飛(28) ( 0:00/00:00:00) *今村さんの得意戦法は中飛車。 4 3二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *佐藤さんの飛車は3筋へ。相振り飛車になった。 5 5五歩(56) ( 0:00/00:00:00) 6 3五歩(34) ( 0:00/00:00:00) *テーブルマークこども大会は全国11カ所で行われる大会。低学年部門(小学3年生以下)と高学年部門(小学4年生から6年生)に分けて行われる。参加費は無料。 *今回、低学年部門には106人、高学年部門には146人の子どもが出場した。 7 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *四国大会を主催する四国新聞社は、香川県の高松市に本社を置き、1889年に「香川新報」として創刊した。 * *【四国新聞】 *http://www.shikoku-np.co.jp/ 8 4二銀(31) ( 0:00/00:00:00) *高松市は香川県の中部に位置する県庁所在地。 *瀬戸内海に面した自然豊かな地で、東京からは飛行機で約1時間、大阪や神戸の往来には鉄道のほか、高速バスやフェリーの直行便がある。 9 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) *今村さんの玉は左へ。 10 6二玉(51) ( 0:00/00:00:00) 11 7八玉(68) ( 0:00/00:00:00) *香川県の名物と言えば讃岐うどん。テーブルマークは1974年に冷凍麺の販売を始めて今年で50周年。現在の年間製造量は6億食以上になるという。 * *【冷凍うどん発売50周年記念サイト】 *https://www.tablemark.co.jp/udon50/index.html 12 5二金(41) ( 0:00/00:00:00) 13 7七角(88) ( 0:00/00:00:00) *対局場の「サンメッセ香川」は、香川インテリジェントパーク内にある総合コンベンション施設。 *日本シリーズは第29回(2008年)から使用されている。 14 7二玉(62) ( 0:00/00:00:00) *対局前、ステージ上で意気込みを聞かれると、佐藤さんは「絶対に優勝します」、今村さんは「全力で頑張ります」と答えた。 15 8八玉(78) ( 0:00/00:00:00) 16 6二金(61) ( 0:00/00:00:00) *後手は「金無双」と呼ばれる駒組み。 17 9八香(99) ( 0:00/00:00:00) *今村さんは穴熊に潜りにいく。 18 3六歩(35) ( 0:00/00:00:00) *佐藤さんが先に動いた。 19 3八銀(39) ( 0:00/00:00:00) *右銀を立ち、△3七歩成に▲同銀を用意。 20 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) 21 9九玉(88) ( 0:00/00:00:00) 22 4三銀(42) ( 0:00/00:00:00) 23 8八銀(79) ( 0:00/00:00:00) *穴熊のハッチを閉め、王手がかかりにくい形を作る。 24 1四歩(13) ( 0:00/00:00:00) 25 7九金(69) ( 0:00/00:00:00) 26 1三角(22) ( 0:00/00:00:00) *佐藤さんは端から角を活用。 27 5六飛(58) ( 0:00/00:00:00) 28 3七歩成(36) ( 0:00/00:00:00) 29 同 銀(38) ( 0:00/00:00:00) 30 3四銀(43) ( 0:00/00:00:00) 31 5四歩(55) ( 0:00/00:00:00) *「▲5四歩はいい手ですね。飛車を活用できますし、どこかで▲4四角と出るような狙いもありますし」(村山八段) 32 4五銀(34) ( 0:00/00:00:00) 33 2六飛(56) ( 0:00/00:00:00) *「軽快なフットワークですね」(村山八段) 34 2四歩(23) ( 0:00/00:00:00) *「しっかり飛車成りを受けました」(村山八段) 35 4四角(77) ( 0:00/00:00:00) 36 3三桂(21) ( 0:00/00:00:00) *「△3三桂は振り飛車らしい、雰囲気のある手ですね」(伊藤沙四段) *「振り飛車は『桂のさばきが命』と言われますし、この桂がうまくさばけると指しやすくなることが多いです」(村山八段) 37 4六銀(37) ( 0:00/00:00:00) *「どんどん、ぶつけていくんですね」(伊藤沙女流四段) 38 2五歩(24) ( 0:00/00:00:00) *「△2五歩と突いたことで、1三の角が利いてきました。いい勝負ですし、お互い、指し手がしっかりしていますね」(村山八段) 39 1六飛(26) ( 0:00/00:00:00) 40 1五歩(14) ( 0:00/00:00:00) 41 同 飛(16) ( 0:00/00:00:00) 42 4六角(13) ( 0:00/00:00:00) *「積極的ですね」(村山八段) *「これは▲4六同歩か▲1一飛成か迷いますね」(村山八段) 43 1一飛成(15) ( 0:00/00:00:00) *現局面の駒割りは銀香交換。 44 5七角成(46) ( 0:00/00:00:00) *「なるほど、△5七角成はうなる手ですね。代えて△1九角成と駒得にいきたくなるところですが、7九の地点をにらんでおきたいということですね」(村山八段) 45 8六香打 ( 0:00/00:00:00) *「盤面をよく見ていますね。8三の地点が薄いということですか」(伊藤沙女流四段) 46 3一歩打 ( 0:00/00:00:00) *「底歩と言われる形で、これも非常に参考になる受け方です」(村山八段) 47 3七桂(29) ( 0:00/00:00:00) *控室では、日本将棋連盟専務理事の脇謙二九段がモニターを見ながら「ふたりとも強いねえ」と感心している。 *形勢に関しては、まだ互角に近いようだ。 48 5六銀(45) ( 0:00/00:00:00) 49 3四歩打 ( 0:00/00:00:00) 50 6七銀成(56) ( 0:00/00:00:00) *「攻め合いを選びましたね」(村山八段) 51 5九金(49) ( 0:00/00:00:00) *「▲5九金もいい手だと思いますよ。次に▲6九金左と寄れば堅くなりますから」(村山八段) 52 7八銀打 ( 0:00/00:00:00) 53 6八歩打 ( 0:00/00:00:00) *「力のこもった応酬です」(村山八段) 54 7九銀成(78) ( 0:00/00:00:00) 55 同 銀(88) ( 0:00/00:00:00) 56 4三金(52) ( 0:00/00:00:00) *「今度は自陣のほうに目を向けて」(伊藤沙女流四段) 57 5三歩成(54) ( 0:00/00:00:00) 58 4四金(43) ( 0:00/00:00:00) *「と金を取る手もあったと思いますが、角と取りましたか」(村山八段) 59 6二と(53) ( 0:00/00:00:00) 60 同 銀(71) ( 0:00/00:00:00) 61 3三歩成(34) ( 0:00/00:00:00) 62 5五角打 ( 0:00/00:00:00) *「△5五角に何を合駒するか」(伊藤沙女流四段) 63 8八金打 ( 0:00/00:00:00) *「いちばん堅く受けましたね」(村山八段) *「穴熊を指し慣れているなあ、という感じがしますね」(伊藤沙女流四段) 64 7八金打 ( 0:00/00:00:00) 65 7七銀打 ( 0:00/00:00:00) 66 同 成銀(67) ( 0:00/00:00:00) 67 同 金(88) ( 0:00/00:00:00) *「あら? ▲7七同金は多分うっかりですね」と舞台裏の脇九段。 68 同 角成(55) ( 0:00/00:00:00) *バクッと金を取る手があった。▲7七同桂は△8九金まで。 *これは佐藤さんが勝ちになったか。 69 8八銀打 ( 0:00/00:00:00) 70 7九金(78) ( 0:00/00:00:00) 71 7七銀(88) ( 0:00/00:00:00) 72 7八金打 ( 0:00/00:00:00) *2枚の金を並べて先手玉は受けなし。 73 8三香成(86) ( 0:00/00:00:00) 74 同 玉(72) ( 0:00/00:00:00) 75 7五桂打 ( 0:00/00:00:00) 76 8四玉(83) ( 0:00/00:00:00) *△8四玉の局面で今村さんが投了した。終局時刻は14時43分。 *後手玉に詰みはなく、先手玉は必至である。 *終局後、村山八段は「序盤から中盤にかけて、ふたりの指し回しが素晴らしくて大熱戦でした」とコメント。 *67手目▲7七同金のところで、代えて▲同桂ならまだ難しかったようだ。 77 投了 ( 0:00/00:00:00) まで76手で後手の勝ち