# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.07 棋譜ファイル --- 対局ID:6445 記録ID:595de5aeaf076a000400ae87 開始日時:2017/07/11 09:00 終了日時:2017/07/11 19:23 表題:棋聖戦 棋戦:第88期棋聖戦五番勝負 第4局 戦型:横歩取り△3三角型 持ち時間:各4時間 消費時間:127▲239△239 場所:新潟・高島屋 備考:昼休前37手目15分\n 振り駒:なし 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 昼食休憩:12:00〜13:00 昼休前消費時間:37手15分 手合割:平手   先手:羽生善治棋聖 後手:斎藤慎太郎七段 手数----指手---------消費時間-- *棋聖10連覇か、それとも挑戦者がしのいでフルセットに持ち込むのか。 *羽生善治棋聖に斎藤慎太郎七段が挑戦している、第88期棋聖戦五番勝負(主催:産経新聞社)。第4局は、羽生2勝、斎藤1勝で迎えた。羽生が勝てば棋聖位の防衛が決まる。棋聖10連覇に加えて、棋聖獲得は16期になり、大山康晴永世棋聖、中原誠永世棋聖の獲得数に並ぶ。斎藤が制せば、勝負の行方は第5局にもつれ込む。 *第4局は、新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」で、2017年7月11日(火)に行われる。対局開始は9時、昼食休憩は12時から13時。持ち時間は各4時間。先後はあらかじめ決まっており、先手番は羽生。 *立会人は石田和雄九段、副立会人は飯島栄治七段、記録係は山本博志三段(小倉久史七段門下)。観戦記は星野崇さんが務める。 * *【産経ニュース】 *http://www.sankei.com/ * *(棋譜・コメント入力=紋蛇) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手。【】内は中継ブログタイトルならびにリンク。#は局後の感想が追記された指し手] 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *8時43分、斎藤が入室。表情は凛々しい。関係者によれば、朝は温泉につかっていたという。52分、羽生が上座に着く。ゆったりとした仕草からは、王者の貫禄が伝わってくるかのようだ。 *9時、対局開始。羽生はゆっくりと角道を開けた。 2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *大盤解説会は現地、東京、関西将棋会館で行われる。 * *【解説会情報】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-e931.html * *動画中継も行われる。ニコニコ生放送の解説は広瀬章人八段、聞き手は中村桃子女流初段。AbemaTVの解説は畠山鎮七段、佐藤慎一五段、聞き手は安食総子女流初段、宮宗紫野女流初段。 * *【ニコニコ生放送】 *http://live.nicovideo.jp/watch/lv300682493 * *【AbemaTV】 *https://abema.tv/channels/shogi/slots/AUCXLMc5QtL7r7 3 2六歩(27) ( 3:00/00:03:00) *◆羽生 善治(はぶ よしはる)棋聖(王位・王座)◆ *1970年9月27日生まれ、埼玉県所沢市出身。(故)二上達也九段門下。1985年、四段。1994年、九段。棋士番号は175。 *タイトル戦登場は131回。獲得は竜王6期、名人9期(十九世名人)、王位18期(永世王位)、王座24期(名誉王座)、棋王13期(永世棋王)、王将12期(永世王将)、棋聖15期(永世棋聖)の計97期。棋戦優勝は44回。 4 8四歩(83) ( 1:00/00:01:00) *◆斎藤 慎太郎(さいとう しんたろう)七段◆ *1993年4月21日生まれ、奈良県奈良市出身。畠山鎮七段門下。2012年、四段。2017年、七段。棋士番号は286。 *タイトル戦登場は1回。 5 2五歩(26) ( 2:00/00:05:00) *着手後、羽生は大きなくしゃみをした。 * *これまでの対戦成績は、羽生の3勝1敗。棋聖戦開幕前は2015年8月に棋王戦で対戦しており、戦型は横歩取りだった。斎藤が初勝利を挙げたのは、棋聖戦五番勝負第3局である。 6 8五歩(84) ( 0:00/00:01:00) *「横歩取り模様ですね」と鈴木大介九段。鈴木九段は理事として、現地に訪れている。 * *斎藤の今年度成績は12勝3敗(0.800) *通算成績は155勝62敗(0.714) 7 7八金(69) ( 1:00/00:06:00) *羽生の今年度成績は5勝3敗(0.625) *通算成績は1371勝546敗(0.715) 8 3二金(41) ( 1:00/00:02:00) *本日の西蒲区は晴れ。予想最高気温は33度と蒸し暑い。 9 2四歩(25) ( 3:00/00:09:00) *羽生は棋聖戦に第49期から参加し、116勝49敗(0.703)。1993年、第62期に初めて五番勝負に登場し、当時の谷川浩司棋聖を3勝1敗で破り、タイトル奪取した。なお、同年に斎藤が生まれている。 *羽生は2008年、第79期に佐藤康光棋聖を3勝2敗で破って復位した。以降、木村一基八段、深浦康市王位、深浦康市九段、中村太地六段、渡辺明竜王、森内俊之竜王・名人、豊島将之七段、永瀬拓矢六段相手を破り、9連覇を果たしている(肩書・段位は当時)。 10 同 歩(23) ( 0:00/00:02:00) *斎藤は棋聖戦に第84期から参加し、17勝6敗(0.739)。今期は二次予選から参加した。井上慶太九段、金井恒太六段、北浜健介八段を破って、初の決勝トーナメント入り。決勝トーナメントでは、森内俊之九段、木村一基八段、郷田真隆九段、糸谷哲郎八段に勝ち、挑戦権を獲得した(段位は当時)。 11 同 飛(28) ( 0:00/00:09:00) *新潟市は新潟県のやや北寄りに位置する県庁所在地。稲作が盛んで、日本酒や米菓が特産品だ。西蒲区は新潟市内の行政区で一番広く、新潟市の面積の約4分の1を占める。駒の菱湖書で知られる書家、巻菱湖の出身地。 *本局が行われている岩室温泉は、有名な観光地で新潟の奥座敷とも呼ばれる。300年余りの歴史があり「霊雁の湯」の名は、傷ついた雁が温泉で怪我を癒していたという開湯伝説に由来している。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉。 * *【新潟市】 *https://www.city.niigata.lg.jp/ * *【西蒲区ホームページ】 *http://www.city.niigata.lg.jp/nishikan/index.html * *【岩室温泉観光協会】 *http://www.iwamurokankou.com/ 12 8六歩(85) ( 1:00/00:03:00) *対局場の高島屋は、江戸時代の庄屋屋敷を生かした建物で、2004年に国の登録有形文化財に指定されている。明治11年には明治天皇陛下がお立ち寄りになったという。 *数多くのタイトル戦が行われており、初めて行われたのは1983年7月5日の第42期棋聖戦五番勝負第3局▲森安秀光八段戦−△中原誠棋聖。勝ったのは森安秀八段で、シリーズもフルセットで制した。ここ数年の高島屋対局では、第87期、第86期、第84期に羽生が棋聖防衛を決めている(肩書・段位は当時)。 * *【岩室温泉 高志の宿 高島屋−泊まれる料亭 露天風呂付客室の宿】 *http://www.takasimaya.co.jp/ 13 同 歩(87) ( 1:00/00:10:00) *前夜祭では、地元の特産品を使った数多くの料理が提供された。宿の名前を冠した日本酒の「高島屋」はすっきりした味わい。これを燕市で製造された金属酒器で飲むのが高島屋流で、隣接している燕市では、地元の金属酒器でお酒をおいしく楽しむ「燕市金属酒器乾杯運動」を推進している。 * *【燕市金属酒器乾杯運動「Made in 燕でカーンパイ!」】 *http://www.kanpaitsubame.com/ 14 同 飛(82) ( 0:00/00:03:00) *元日本将棋連盟会長の原田泰夫九段は、新潟県分水町(隣接している現在の燕市)の生まれで、棋聖戦でも観戦記を執筆していた。書家としても知られ、泰風と号した。高島屋には掛け軸がいくつか飾られており、対局室の「常磐」には、「名局の宿」と書かれている。 15 3四飛(24) ( 4:00/00:14:00) *戦型は横歩取り。シリーズ初登場だ。第1局は相矢倉、第2局は角換わり、第3局は四間飛車と、戦型はバラエティーに富んでいる。 *横歩取りは斎藤の得意戦法で、挑戦者決定戦でも採用した。 * *【2017年4月25日 第88期棋聖戦挑戦者決定戦 糸谷哲郎八段 対 斎藤慎太郎七段】 *http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/88/kisei201704250101.html 16 3三角(22) ( 0:00/00:03:00) *ここで▲6八玉と上がれば、佐々木勇気五段の得意形。飛車を引かずに積極的に攻める構想だ。佐々木勇五段は立会人の石田和雄九段の弟子。▲6八玉を継ぎ盤に並べた石田和九段、「危なそうだねぇ」とコメントした。 17 3六飛(34) ( 3:00/00:17:00) *羽生は穏やかに飛車を引いた。 18 8四飛(86) ( 2:00/00:05:00) *後手は△8四飛戦法になりそうだ。 *棋聖戦で横歩取りを武器にタイトルを獲得した元祖は、内藤國雄八段(現九段)である。第15期、1969年後期の棋聖戦で中原誠棋聖に挑戦し、先手では相掛かり、後手では横歩取りを連採した。挑戦者の空中戦法は「棋界の太陽」を苦しめ、フルセットのすえに初タイトルを獲得した。 19 2六飛(36) ( 0:00/00:17:00) *【東京から新潟へ】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-3b3a.html * *【高島屋に到着】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-42b0.html * *【対局室検分】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-2bfc.html * *【揮毫】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-17c1.html 20 2二銀(31) ( 0:00/00:05:00) *【前夜祭(1)】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-b995.html * *【前夜祭(2)】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-8f9f.html * *【前夜祭(3)】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-5d4f.html * *【前夜祭(4)】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-8889.html * *【明日のみどころ】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-637e.html 21 8七歩打 ( 0:00/00:17:00) *【斎藤七段が入室】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-fee3.html * *【羽生棋聖が登場】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-29a3.html 22 5二玉(51) ( 2:00/00:07:00) *後手は中住まいに構えた。 23 6八玉(59) ( 1:00/00:18:00) *6八玉型に。玉の位置は16手目コメントに記した「勇気流」と同じだが、飛車の位置が違うため、作戦の趣旨は大幅に異なる。本局は急戦ではなく、▲4六歩から▲4五歩として、▲4四歩とコビンを狙うことが多い。5八玉型よりも、6八玉型のほうが4筋を戦場にしやすいのだ。 24 7二銀(71) ( 2:00/00:09:00) *金と銀を連結させる。速攻と相性がよいだけでなく、△6二玉から△7一玉の囲い直しが発見されて、柔軟性のある構えと評価されるようになった。 25 4八銀(39) ( 1:00/00:19:00) *先手が金銀を連係させるなら、▲3八銀だった。▲4八銀は、次に▲5九金や▲5八金と固めることになりそうだ。 26 9四歩(93) ( 3:00/00:12:00) *端を突いて様子を見る。控室では飯島七段が解説中。横歩取りは得意戦法だ。 *「▲9六歩と受ける手もあるんですが、△7四歩▲1六歩△7三桂とされて、9筋の突き合いで端攻めの筋ができて、後手に得している可能性があります。▲1六歩や▲3六歩が多いですね」(飯島七段) 27 1六歩(17) ( 9:00/00:28:00) *10時前、対局者におやつが出された。羽生はホットコーヒー。斎藤は温かい煎茶と和菓子。和菓子は地元・岩室の角屋悦堂の銘菓。 * *【午前のおやつ】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-02c9-1.html 28 9五歩(94) (17:00/00:29:00) *「後手は手が広いところで、△2三銀や△7四飛もあったと思います。△6二玉から△7一玉と囲い直せば長い戦いですし、△2四飛から飛車交換になれば激しくなります。1手でガラッと戦いが変わるので、序盤は長考の応酬になるんじゃないでしょうか」(飯島七段) 29 3六歩(37) ( 9:00/00:37:00) *「あれ、これは激しくなる可能性もありますね」と飯島七段。△8六歩▲同歩△同飛▲3五歩△8五飛や△7四飛▲3五歩△2五歩だと、一気に戦いが始まる。 30 8八角成(33) (17:00/00:46:00) *17分の考慮で指されたのは△8八角成。鈴木九段と飯島七段は意外そうな声を上げている。 31 同 銀(79) ( 1:00/00:38:00) 32 3三桂(21) ( 0:00/00:46:00) *角交換してから桂を跳ねた。後手の手番なら△2五歩▲2八飛△2四飛と逆襲する。 *控室では検討が始まり、▲3七桂が本命視されている。△2五歩は▲2九飛(▲2五同桂は△2四飛▲3三桂成△2六飛で後手有利)△3四飛に▲2五桂で後手不満。以下△4五桂は▲4六歩で忙しく、△2四飛は▲2六歩で後手不満。後者の変化は、桂交換だけで落ち着いてしまうと、後手は動いた甲斐がない。 33 3七桂(29) (21:00/00:59:00) *11時2分の着手。▲3七桂までの消費時間は、▲羽生59分、△斎藤46分。 *「△2三銀や△6二玉として、ゆっくり持久戦にするのかもしれませんね。それなら9筋の位を取った手も生きますから」(飯島七段) *「しかし、玉を8二に囲っても本当に後手満足かといわれるとどうでしょう。自分は自信ないです。現局面は△3四飛として3筋の歩を狙う手も見えますが、▲2三歩△同銀▲5六角の攻めを呼び込むので、後手は選ばないと思います」(鈴木九段) 34 2三銀(22) ( 8:00/00:54:00) *△8八角成から将棋が動いている。斎藤は想定した局面のはずだが、控室では後手が苦労しそうという評判だ。 * *【朝の表情】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-1711.html * *【午前中の控室】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-3d89.html 35 7七桂(89) ( 6:00/01:05:00) *桂を跳ねたのは積極的。スキあらば▲6五桂だけでなく、▲8六歩からの銀冠にできれば作戦勝ちになりやすい。 36 2四歩打 (27:00/01:21:00) *11時44分、控室にバースデーケーキが差し入れられた。本日は、鈴木九段の43歳の誕生日。鈴木九段がろうそくの火を吹き消したころ、斎藤が△2四歩を着手した。△2四歩は▲2四歩のキズを消して、ゆっくり指す方針と見られている。現局面で▲8六歩なら△同飛と応じやすい。飛車の横利きが消えても、▲2四歩の攻めはない。 *12時、この局面で羽生が15分使って、昼食休憩に入った。消費時間は、▲羽生1時間20分、△斎藤1時間21分。昼食注文は、ともに天ざるそば、おにぎり2つ(鮭、梅)。対局は13時から再開される。 * *【昼食休憩】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-bc24-1.html 37 5九金(49) (15:00/01:20:00) *対局再開。昼食休憩後の指し手。 *「▲5九金は予想通りです。代えて▲4六歩は△2五歩▲2九飛△2四飛が気になりました。4筋を突いてしまうと△2四飛に▲4六角△3四飛▲2五桂の反撃がなくなってしまいます。現局面で動くなら△2五歩▲2九飛△2四銀、じっくり指すなら△6二玉です。前者の手順で、△2四歩▲5九金△2五歩と時間差で2筋を突いたのは、△2四銀に▲4六歩なら△3八角を用意した意味があります。△6二玉のコースなら▲8六歩を考えたいです。△同飛は▲8七銀△8四飛▲6六角△5四飛▲8三歩△7一金▲2五歩。これは揺さぶった先手がよさそうでしょう」(飯島七段) * *【対局再開を待つ斎藤七段】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-9b28.html * *【羽生棋聖も入室、再開へ】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-dc87.html 38 7四歩(73) (31:00/01:52:00) *「驚きました。序盤の勝負手です」(飯島七段) *△7四歩は△7五歩から桂頭を攻めようとしている。しかし、この瞬間は飛車の横利きが止まって不安だ。飯島七段は▲3五歩や▲2五歩を検討している。進行例は、▲3五歩△7五歩▲同歩△3六歩▲同飛△2八角▲7四歩△1九角成▲3四歩△1八馬、▲2五歩△同歩▲同桂△同桂▲同飛△7五歩▲6六角。「激しくなるかもしれないねぇ」と石田和九段。▲3五歩の順は攻め合い、▲2五歩は2五飛と6六角で桂頭攻めを緩和することになる。 * *【ハッピーバースデー】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-ff32.html * *※局後の感想※ *「△7四歩の桂頭攻めはやりたくなったんですが」と斎藤。代えて△2五歩も並べられた。▲2九飛△3四飛▲2五桂△4五桂▲5六角は難しい。 39 3五歩(36) (38:00/01:58:00) *14時10分、38分の考慮で着手。▲3五歩までの消費時間は、▲羽生1時間58分、△斎藤1時間52分。 *羽生は飛車の横利きを通して、△7五歩に備える。 40 7五歩(74) ( 1:00/01:53:00) *攻防手。7筋に味をつけるだけでなく、▲3四歩に△同飛を用意している。飛車を大きく使うのは空中戦らしい。 41 6六角打 (13:00/02:11:00) *盤上に角を投資。△7六歩には▲8四角がある。利かされのようだが、6六の角は働きやすい位置。後に▲7五角から▲6五桂と迫る手もある。 42 5四飛(84) ( 8:00/02:01:00) *飛車を中央に転換。▲7五角を先受けした意味もあった。14時39分、羽生は扇子を激しくあおぐ。 43 7五角(66) (11:00/02:22:00) *15時前、おやつが運ばれた。羽生は抹茶、和菓子。斎藤はホットコーヒー、フルーツケーキ。 * *【午後のおやつ】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-ecc5-1.html 44 7三桂(81) (16:00/02:17:00) *自陣の駒を活用。後手は歩損が拡大しているものの、持ち駒の角が主張だ。先手は盤上の角が息苦しくならないように注意したい。 * *【高志の宿 高島屋】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-be2a.html 45 6六角(75) (21:00/02:43:00) *角の位置を直す。7五に角がいても、▲6五桂に△同桂があっては玉頭をにらむ迫力が半減していた。 *斎藤が深い前傾姿勢になった。強く指すなら△3六歩▲同飛△2八角。歩切れになるのでリスクは高い。先手から▲2二歩△同金▲4五桂の反撃も見える。 * *【現地大盤解説会】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-403b.html 46 3六歩打 (20:00/02:37:00) *斎藤の手が動いた。△3六歩▲同飛△2八角。そこで先手にどんな手があるか。 *「羽生さんが歩得しているから、じっとしていたら後手は悪くなる。それで斎藤さんは△3六歩と動くことになった。激しい戦いが予想されますが、6六の角が働くどうかが形勢をわけそうです」(石田和九段) * *※局後の感想※ *△3六歩に代えて△6四歩も検討された。▲2二歩△6五歩▲3三角成△同金▲2一歩成△4四金▲2二と△1四銀▲1一とが並べられた。 *「角桂交換でも形が悪いと思った」(斎藤) *「先手は飛車のぶつけから▲6四桂を狙う感じです。先手は駒が前に出ていないので、悪いかもしれません」(羽生) 47 同 飛(26) ( 5:00/02:48:00) *【高島屋の初対局】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-f4e5.html 48 2八角打 ( 0:00/02:37:00) *「どうやるかねぇ。当然、読んでいると思うんですけど」と石田和九段。かなり悩ましいようだ。 *石田和九段は▲2二歩を検討している。△同金は▲5六飛とぶつけ、飛車交換と▲4五桂を組み合わせて迫る。△1九角成は▲2一歩成△6四香▲1一と△6六香▲同飛が一例。角は取られるものの、先手は▲5六香から▲5五香打が楽しみ。 *16時過ぎ、AbemaTVでは斎藤の師匠、畠山鎮七段が大盤解説に出演している。形勢は先手持ちのようだ。41手目の▲6六角は打たされたように見えたものの、▲7五角から▲6六角と戻ってこられるなら悪くないと話している。 49 5六飛(36) (21:00/03:09:00) *サッと飛車をぶつけた。 *「▲5六飛、当たってよかったです。大盤解説会でも第一候補にしていたので。後手は飛車を逃げにくいです。▲3三角成△同金▲4五桂の強襲をされやすいですし」(飯島七段) * *【新潟県と岩室温泉】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-7bd5.html * *【飯島七段の見解】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-823e.html 50 同 飛(54) ( 5:00/02:42:00) *【弥彦の大鳥居】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-18a3.html 51 同 歩(57) ( 0:00/03:09:00) *「うまいね。▲5六同歩で、角が働いたじゃないか。羽生さんの駒は、ちゃんと働くようになっとる」(石田和九段) *6六角で4八銀にヒモをつけたので、先手は横からの攻めに強くなっている。 52 1九角成(28) ( 1:00/02:43:00) *現局面、飯島七段の形勢判断は先手有利。 *「最初は、香を取った後手がよいと思っていたんです。でも、▲2一飛〜▲1一飛成〜▲3四香が速いんですね。先手は△1八飛と打たれても、▲7九玉の早逃げの味がよいです」(飯島七段) 53 2一飛打 ( 0:00/03:09:00) *△3一飛は▲同飛成△同金▲3三角成と突破されてしまう。△5一飛は▲2三飛成△同金▲3四銀で、先手の攻めは切れない。 *ニコニコ生放送の広瀬八段は、△3六香に▲3三角成△同金▲4五桂を並べた。これは桂に逃げられて、3六の香が空振り。後手は玉頭を攻められて反動がきつそうだ。 * *【弥彦神社】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-5fcd.html * *※局後の感想※ *「▲2一飛はしょうがない」と羽生。代えて▲2二歩は、△1八馬▲2一歩成△3六馬とされ、次の△3五馬が絶好になる。 54 3六香打 (28:00/03:11:00) *斎藤の残り時間は1時間を切った。 * *※局後の感想※ *△3六香に代えて△1二香だったか。以下▲1一飛成△3六香▲3四歩△同銀▲1二竜△2三銀▲3三角成△1二銀▲3二馬△3七香成▲4二金△6二玉▲7四桂△7一玉▲4三馬△8四飛は、後手玉が寄るかどうか際どい。 *「すぐに終わる将棋には思えません」(羽生) 55 3四歩(35) ( 8:00/03:17:00) *歩を突き出す。▲3三歩成とされてはいけないので、△3四同銀しかない。 56 同 銀(23) ( 0:00/03:11:00) *銀が3四にいるので、▲3三角成△同金▲4五桂は利かない。 57 3八歩打 ( 0:00/03:17:00) *歩を打って香を支える。後手は懸念の歩切れを解消できた。△3七香成▲同歩に△6四桂と打てば、△5六桂と△7六桂の両狙い。しかし▲7九玉と早逃げされ、△5六桂に▲5八香△4八桂成▲同角と進むと、5筋の歩が切れたのを先手に利用されそうである。 *17時ごろの局面。現局面までの消費時間は▲羽生3時間17分、△斎藤3時間11分。 58 2九飛打 (15:00/03:26:00) *飛車をおろして力をためる。△1八飛とし、△3八飛成から△3七香成を狙う手も考えられた。 59 1一飛成(21) ( 2:00/03:19:00) *■ニコニコ生放送■  *広瀬章人八段>△3七香成から攻めると、駒を渡してかえって先手に攻めの手段を与えるかもしれないので、このまま△3一歩と受けるかもしれません。 60 3一歩打 ( 1:00/03:27:00) *金底の歩は側面からの攻めに強い。ニコニコ生放送の広瀬八段は先手持ちで、「▲7九玉の早逃げが第一感で、次に▲8九玉が堅いです。しかし、そこまで簡単ではありません。斎藤七段は踏ん張りどころですよ」と話している。 *斎藤は席を外している。羽生は「あーそうかー」とつぶやいた。 * *【フクロウの福ちゃん】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-9314.html 61 2三歩打 ( 9:00/03:28:00) *石田和九段、「よい手をいいに来たんだ」と控室に戻ってきた。 *「▲2三歩だよ。あれぇ、もうやっちゃったの。▲2二歩は凡人の手でね、▲2三歩△同銀▲3五香△3七香成▲同歩△4一桂▲2二歩とやるのがいいんだ。しかし、指しちゃっていたのかー」(石田和九段) *石田和九段の▲2三歩の手順は、後手に駒を使わせてからと金攻めする構想。受けに持ち駒を手放しては、先手を追い込むときに駒不足になりやすい。 *17時34分、斎藤が残り時間を尋ねる。山本三段は「26分です」と答えた。 62 同 銀(34) (10:00/03:37:00) 63 3五香打 ( 1:00/03:29:00) *▲2三歩△同銀を利かせたのは▲3五香を打つスペースを作るため。6六の角が威力を増してきた。 64 3七香成(36) ( 2:00/03:39:00) *【原田泰夫九段の掛け軸】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-9354.html 65 同 歩(38) ( 1:00/03:30:00) 66 4四桂打 ( 0:00/03:39:00) *取った桂をすぐに受けに使った。△4一桂よりも△4四桂のほうが、△5六桂がある分だけ攻めに働いている。 67 3三香成(35) ( 7:00/03:37:00) *ニコニコ生放送の広瀬八段は▲7九玉を示していたが、羽生は桂を取った。 68 同 金(32) ( 0:00/03:39:00) *強く攻め合うなら△5六桂▲7九玉△4八桂成だった。 69 7九玉(68) ( 0:00/03:37:00) *このタイミングで玉を遠ざける。▲3三香成△同金を入れたのは、△5六桂に▲3三角成の金取りを用意したもので、以下△4八桂成は▲3一竜で先手の寄せが速い。 70 3二金(33) ( 3:00/03:42:00) *歩にヒモをつけて、再び底歩の形を作る。竜に大暴れされては、後手玉は持たなかった。羽生が時間を使っている。先手は▲3五香△3四香に、▲1五桂か▲3四同香△同銀▲4六桂△2三銀▲3五香と追い込むのが候補手。 71 3五香打 ( 6:00/03:43:00) *18時3分、羽生が▲3五香を指した。現局面までの残り時間は、▲羽生17分、△斎藤18分。 *▲3五香は厳しい。△3四歩は二歩の反則負け。 72 4二金(32) ( 1:00/03:43:00) *斎藤はすぐに金を寄る。しばらくは辛抱し、△5六桂や△3七馬を間に合わせるしかない。 73 3一竜(11) ( 3:00/03:46:00) 74 3四歩打 ( 0:00/03:43:00) *▲3四同香は△同銀▲同竜で銀香交換だが、竜が一瞬、敵陣から遠ざかる。 * *※局後の感想※ *「もっとよい寄せはなかったですかねぇ」(羽生) *「粘れるようになったかなと思っていました」(斎藤) 75 1五桂打 ( 2:00/03:48:00) *羽生の駒がどんどん盤上に増えている。△1四銀は▲3四香から▲3二香成。 76 3二銀(23) ( 0:00/03:43:00) 77 3四香(35) ( 0:00/03:48:00) *後手は歩切れ。先手の攻めがかなりわかりやすくなってきた。 * *【大盤解説会場の見解】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-bfd3.html 78 4一銀(32) ( 0:00/03:43:00) 79 2三桂成(15) ( 0:00/03:48:00) *▲1五桂からここまで、ノータイムの応酬。小駒の攻めが着実なので、後手は受けきるのは難しい。かといって、攻め合いの手段も乏しい。△5六桂から桂を渡すと、▲7四桂と挟撃態勢を築かれる。 80 6四香打 ( 7:00/03:50:00) *斎藤の表情は朝から変わらないが、形勢はかなり苦しい。 81 8四角(66) ( 0:00/03:48:00) *手つきは力強かったが、やや震えていた。 82 5六桂(44) ( 3:00/03:53:00) *待望の一手だが、後手は桂を渡せない。例えば▲3二香成△4八桂成▲同角△5八銀は、▲7四桂が詰めろ。 83 3二香成(34) ( 0:00/03:48:00) *羽生はすぐに香を成る。 84 5一金(61) ( 0:00/03:53:00) *4筋のバリケードに、金の援軍を送った。 85 3三成桂(23) ( 0:00/03:48:00) *盤上に放った小駒が、すべて後手のカナ駒に食いついている。 86 同 金(42) ( 1:00/03:54:00) *斎藤も粘り強く指している。▲4一成香△同金▲3三竜は先手が効率よく金銀をはがしたようでも、以下△3二歩で竜のラインがずれるのが不満とのこと。 87 同 成香(32) ( 1:00/03:49:00) *後手玉は詰めろではない。斎藤はようやく攻めの手を指せる。 88 4八桂成(56) ( 0:00/03:54:00) *銀を入手。 89 同 角(84) ( 0:00/03:49:00) *先手はいざとなれば▲3九金が切り札。飛車を叱りつけて防波堤を築けば、かなり寄りにくい。 90 4二銀打 ( 2:00/03:56:00) *銀を守りに使うのはジリ貧のようだが、攻め駒は△5六桂だけで足りている。 91 2二竜(31) ( 1:00/03:50:00) *単に竜を逃げる。石田和九段は▲4二同成香△同銀▲4一銀△同金▲6二金△同玉▲4一竜を指摘していた。▲4一竜の局面は、▲7四桂と▲5二金が受けにくい。 * *※局後の感想※ *▲2二竜では、石田和九段の▲4二同成香がまさった。以下△同銀▲4一銀△同金▲6二金△同玉▲4一竜で、後手玉は受けにくい。この順に、羽生と斎藤は気づいていなかった。 *これ以降は、後手が粘っていながらも勝機はなかったとされ、感想戦は行われなかった。 92 5六桂打 ( 0:00/03:56:00) *角を逃げるのは△5九竜がある。 93 3九金打 ( 2:00/03:52:00) *「簡単には終わりません」と石田和九段。斎藤が混戦に持ち込んでいるかもしれない。 94 4八桂成(56) ( 2:00/03:58:00) *飛車を逃げなかった。△4二銀打で側面を固めた効果で、後手は飛車を渡しやすい。斎藤の残り時間は2分。 95 2九金(39) ( 0:00/03:52:00) *馬取り。△5九成桂と、玉に近づくのも魅力的だ。 96 5九成桂(48) ( 0:00/03:58:00) *馬を見捨てて迫った。 97 1九金(29) ( 1:00/03:53:00) *斎藤は一分将棋に入った。 * *【斎藤七段が一分将棋に】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-b748.html 98 3一金打 ( 1:00/03:59:00) *さらに金を投資。▲4二成香△同銀は、竜取りが残っている。羽生の残り時間は7分。▲2四竜は△5七角が王手竜取りなので指せない。踏み込むなら▲4三成香。△同玉に▲1三竜とし、以下△3三歩なら▲7一飛〜▲9一飛成〜▲4六香が厳しい。 *18時57分、羽生が6分使って、一分将棋に入った。 * *【両者一分将棋に】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-5b03.html 99 4三成香(33) ( 6:00/03:59:00) *▲4三成香は、ニコニコ生放送の広瀬八段が指摘していた。 *「先手が勝ちだと思うけど」と石田和九段。形勢はよくても、まだはっきりしていない。 100 同 玉(52) ( 0:00/03:59:00) *▲2三竜に△3三歩なら▲3四角で危ないが、△5二玉と逃げられると△5六角のラインがちらつく。 101 1三竜(22) ( 0:00/03:59:00) *1三から王手をかければ、竜は角で狙われにくい。 102 5二玉(43) ( 0:00/03:59:00) *すぐに寄りそうなところから、斎藤はうまく金銀を再構築した。とはいえ、先手玉への要の駒が不足していることもあり、まだまだ辛抱の時間が続く。 103 5四歩打 ( 0:00/03:59:00) *▲5四歩は筋。△同歩と取らせれば、▲3五角や▲5三歩などの寄せの手段が増える。 104 4三歩打 ( 0:00/03:59:00) *竜の利きを閉ざす。5三を明け渡してはいけない。 105 5三歩成(54) ( 0:00/03:59:00) *19時3分の着手。 106 同 銀(42) ( 0:00/03:59:00) 107 5四歩打 ( 0:00/03:59:00) 108 同 銀(53) ( 0:00/03:59:00) *歩を使って崩すのがプロの攻め。相手に渡す駒が歩なので、反動が少ない。 109 5三歩打 ( 0:00/03:59:00) *△5三同玉は▲5五歩△同銀▲4五桂で寄り。 110 6一玉(52) ( 0:00/03:59:00) *「先手はかなり間違えにくいです。飛車さえ渡さなければいいからね、飛車を渡すと、△6九飛の詰みだから」(石田和九段) 111 8二角打 ( 0:00/03:59:00) *包むように寄せていく。 112 7一歩打 ( 0:00/03:59:00) *▲7一飛を消す受け。 113 1一竜(13) ( 0:00/03:59:00) *羽生は大きく息を吐いてから、▲1一竜を指した。手つきは落ち着いているように見える。 114 4二金(31) ( 0:00/03:59:00) 115 7四桂打 ( 0:00/03:59:00) *後手玉にどんどん圧力が加わっていく。▲4一竜△同金引▲7一角成△同玉▲8二銀△6一玉▲7一飛の狙いがあるため、後手は何か受けないといけない。 116 3五角打 ( 0:00/03:59:00) *徹底抗戦。5三の歩を払う角打ちだが、▲8九玉で先手玉がさらに深くなる。 117 8九玉(79) ( 0:00/03:59:00) *先手は飛車を渡しても絶対に詰まない形。竜を切る寄せも決行できる。 118 5三角(35) ( 0:00/03:59:00) *【徹底防戦の挑戦者】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-9f4b.html 119 9一角成(82) ( 0:00/03:59:00) *ゆうゆうと香を取った。 120 5六歩打 ( 0:00/03:59:00) *と金攻め。▲5八歩と受けても△同成桂があるため、先手は攻めることになりそうだ。 121 5二歩打 ( 0:00/03:59:00) *焦点の歩。△5二同銀なら5一の金が浮くが、それ以外の応手のときにどんな効果があるのか。 122 同 玉(61) ( 0:00/03:59:00) *斎藤は玉で払った。 123 5五歩打 ( 0:00/03:59:00) *△5五同銀は▲5四香から駒損が拡大してしまう。 124 4四角(53) ( 0:00/03:59:00) *竜取り。5五の歩を、角で取ろうとしている。それなら、▲5四香の田楽刺しがない。 125 5四歩(55) ( 0:00/03:59:00) *竜取りを手抜く。これが棋聖防衛の最短距離か。 126 1一角(44) ( 0:00/03:59:00) 127 5三香打 ( 0:00/03:59:00) *△5三同金は▲1二飛が王手角取り。先手はさらに駒得が拡大する。 *この局面で斎藤が投了した。終局時刻は19時23分。消費時間は、▲羽生3時間59分、△斎藤3時間59分。 *羽生はシリーズ成績を3勝1敗とし、棋聖防衛を決めた。棋聖10連覇を達成。獲得数は、大山康晴永世棋聖、中原誠永世棋聖に並び、16期で歴代1位タイになった。 * *【羽生棋聖が10連覇】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/10-c83d.html * *【終局直後】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-bb10-1.html * *【大盤解説会場で振り返る】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-20c3.html * *【感想戦】 *http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2017/07/post-10da-1.html * *※局後の感想※ *「ちょっとずつ悪くなってしまって、△3六香の効果が思ったほどなかったのが誤算でした」と斎藤。感想戦は20時12分に終了した。 128 投了 ( 0:00/03:59:00) まで127手で先手の勝ち