# --- Kifu for Windows (Pro) V6.63.21 棋譜ファイル --- 対局ID:4247 記録ID: 開始日時:2015/09/05 15:25 終了日時:2015/09/05 18:10 表題:将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 棋戦:【無料】第36回日本シリーズ 持ち時間:各10分 消費時間:297▲10△10 場所:広島・広島サンプラザホール 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 封じ手手数:0 手合割:平手   先手:行方尚史八段 後手:渡辺明JT杯覇者 先手省略名:行方 後手省略名:渡辺明 手数----指手---------消費時間-- *将棋日本シリーズでは、『将棋で「ココロ」を育てたい。』をテーマに、2つのイベントが同時に開催される。このうち「見て学ぶ」にあたるのが、プロ公式戦だ。 *2回戦第2局は渡辺明JT杯覇者と行方尚史八段の一戦。対局は広島県広島市「広島サンプラザホール 」にて9月5日(土)15時開演予定。 *本局の解説は山崎隆之八段、聞き手は中村桃子女流初段、読み上げは山口恵梨子女流初段が務める。 *持ち時間は各10分、使い切ると30秒将棋。ただし1分単位で考慮時間が5回用意されている。 *こども大会が決勝が熱戦になり、本局の開始は15時15分頃になりそうだ。18分、両対局者がステージへ登壇。ステージ上で行われた振り駒の結果、先手は行方に決まった。 *(棋譜・コメント入力=吟) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手] 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *◆行方 尚史(なめかた ひさし)八段◆ *1973年12月30日生まれ、青森県弘前市出身。(故)大山康晴十五世名人門下。1993年、四段。2007年、八段。棋士番号は208。 *タイトル戦登場は2回。棋戦優勝は2回。 2 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) *◆渡辺 明(わたなべ あきら)JT杯覇者(棋王)◆ *1984年4月23日生まれ、東京都葛飾区出身。所司和晴七段門下。2000年、四段。2005年、九段。棋士番号は235。 *タイトル戦登場は22回。獲得は竜王9期(永世竜王)、王座1期、棋王3期、王将2期の計15期。棋戦優勝は9回。 3 6八銀(79) ( 0:00/00:00:00) *行方の通算成績は557勝337敗(0.623)、今年度成績は5勝8敗(0.385)。 4 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *渡辺の通算成績は512勝246敗(0.676)、今年度成績は11勝4敗(0.733)。 5 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) *対戦成績は行方7勝、渡辺6勝。日本シリーズでは初の顔合わせ。両者は9月10日(木)にもA級順位戦で戦う。不思議なもので当たるときは短期間に何度か続くことも多い。 6 6二銀(71) ( 0:00/00:00:00) *今後の日本シリーズ2回戦の日程は下記の通り。 *9月12日(土)熊本大会 羽生善治名人−豊島将之七段戦。 *9月26日(土)四国大会 森内俊之九段−深浦康市九段戦。 7 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) *行方の日本シリーズでの通算成績は4勝2敗(0.667)。第30回大会、第35回大会に続き3度目の出場。 8 5四歩(53) ( 0:00/00:00:00) *渡辺の日本シリーズでの通算成績は6勝8敗(0.429)。通算の数字は5割を下回っているが、昨年は羽生善治名人(王位・王座・棋聖)を決勝で破り、初優勝を決めた。 *【第35回日本シリーズ決勝 ▲羽生善治名人−△渡辺明二冠(棋王・王将)戦。肩書きは対局当時】 *http://live.shogi.or.jp/jt/kifu/35/jt201411160101.html 9 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) *行方は1回戦で木村一基八段に北陸・信越大会で勝ち本局に駒を進めた。渡辺は1回戦がシード。本局からの登場となる。 *【1回戦第2局 ▲行方尚史八段−△木村一基八段戦】 *http://live.shogi.or.jp/jt/kifu/36/jt201507110101.html 10 4二銀(31) ( 0:00/00:00:00) *本局の勝者は10月12日(祝・月)の東海大会で三浦弘行九段と準決勝を戦う。 11 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) *本局の解説者、山崎隆之八段は広島市出身。地元での解説となる。日本シリーズには第27回大会、第31回大会、第34回大会と3度の出場がある。第31回大会では丸山忠久九段、谷川浩司九段、郷田真隆九段(現・王将)を破り決勝進出。決勝で羽生善治名人に敗れ準優勝だった。 12 3二金(41) ( 0:00/00:00:00) 13 6七金(58) ( 0:00/00:00:00) 14 4一玉(51) ( 0:00/00:00:00) 15 7七銀(68) ( 0:00/00:00:00) *矢倉の駒組みがゆったりと進む。 16 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00) 17 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) 18 5二金(61) ( 0:00/00:00:00) *広島といえば食では広島風お好み焼き、牡蠣、尾道ラーメン、穴子、もみじ饅頭などが有名。また宮島の世界文化遺産・厳島神社は1400年の歴史がある。宮島からの夕景やライトアップされた大鳥居は目を奪われるものがある。 19 7九角(88) ( 0:00/00:00:00) 20 8五歩(84) ( 0:00/00:00:00) 21 3六歩(37) ( 0:00/00:00:00) *行方八段からこどもたちへのメッセージ *「こんにちは。行方です。広島で対局するのは初となります。今日は朝早くから集まっていただき嬉しく思います。夏休みも終わりましたが勉強・将棋・スポーツとバランスよく頑張ってもらいたいと思います。今日は相手がディフェンディングチャンピオンです。みなさん最後まで楽しんでいってください」。 22 3三銀(42) ( 0:00/00:00:00) *渡辺JT杯覇者から来場のこどもたちへ。 *「みなさんこんにちは。日本シリーズで広島で指すのは初めてです。今年はディフェンディングチャンピオンとして、みなさんに楽しんで頂けれるような将棋が指せるよう気を引き締めています。今日はお父さんやお母さんが『いいよ』と言ったら最後まで見ていって下さい。また将棋だけではなく、学校の勉強もきちんとやってすごしてもらえればと思っています」。 23 3七銀(48) ( 0:00/00:00:00) 24 3一角(22) ( 0:00/00:00:00) *プロ公式戦の前に大盤解説聞き手を務める中村桃子女流初段はこどもたちの戦いを見て回り「一生懸命指している子が多いですね。笑顔も見れましたし、楽しんでいる感じが伝わってきて、こちらも嬉しい気持ちになりますね」と話した。 25 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) 26 6四角(31) ( 0:00/00:00:00) 27 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) 28 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) 29 7八玉(68) ( 0:00/00:00:00) *先手は早囲い。▲7八金〜▲6九玉から角を移動させて▲7九玉と囲うのが通常の形。角の移動を省略して6八へ上がるのが早囲い。 30 4三金(52) ( 0:00/00:00:00) 31 4六角(79) ( 0:00/00:00:00) 32 3一玉(41) ( 0:00/00:00:00) 33 6八金(69) ( 0:00/00:00:00) *片矢倉に。 34 7三銀(62) ( 0:00/00:00:00) 35 2六銀(37) ( 0:00/00:00:00) *「広島の印象は将棋でいえば升田幸三九段や村山聖九段と天才棋士を輩出しているところだなと。渡辺さんより歳はだいぶ私の方が上なのですが、実績は渡辺さんが上です。今日は広島の天才棋士に負けないような将棋を指したい」と対局直前の行方。 36 2二玉(31) ( 0:00/00:00:00) *「この大会には10年ほど出させていただいているのですが、昨年、初めて優勝させていただきました。いい流れのままいきたいです。行方さんは粘り強いので根負けしないようにしたい」と対局直前の渡辺。 37 3五歩(36) ( 0:00/00:00:00) *行方はこの▲3五歩を今年5月に行われた名人戦の舞台で指している。第73期名人戦第5局。▲3五歩から△同歩▲同銀△3四歩▲2六銀△8四銀と進行した。結果は後手の羽生名人が制した。 38 同 歩(34) ( 0:00/00:00:00) 39 同 銀(26) ( 0:00/00:00:00) 40 3四歩打 ( 0:00/00:00:00) 41 2六銀(35) ( 0:00/00:00:00) 42 7五歩(74) ( 0:00/00:00:00) *後手の反発。△7五歩が渡辺の趣向。この手で同一の局面はなくなった。 43 同 歩(76) ( 0:00/00:00:00) 44 4六角(64) ( 0:00/00:00:00) 45 同 歩(47) ( 0:00/00:00:00) 46 6四銀(73) ( 0:00/00:00:00) *「次の手を封じてもらいましょうか」と山崎八段。 *手番の行方がしばし時間を使っている。 *行方が持ち時間を使い切った。残りは1分単位で5回の考慮時間。行方が1回目の考慮時間を使った。残りは4回。引き続き2回目の考慮時間を使う。残りは3回。会場には山口女流初段の秒読みの声だけが響く。 *15時47分、行方が封じる。両対局者がステージから降りてきた。しばしの休憩だ。 *「封じ手の候補手は▲7四歩か▲7六銀だと思います。ただ行方さんは踏み込んでいく気風なので▲3五歩△同歩▲4五歩も考えられます。1番難しいところで封じ手にしてしまったかもしれません」と山崎八段は舞台袖で語った。 *16時5分、まもなく対局が再開される。渡辺、行方の順にステージへ上がる。 47 3五歩打 ( 0:00/00:00:00) *封じ手は▲3五歩だった。攻め合いを選ぶ手で、山崎八段が挙げていた候補手の1つだ。 48 同 歩(34) ( 0:00/00:00:00) 49 4一角打 ( 0:00/00:00:00) *いきなり角。急所の3二の金を狙いつつ、▲6三角成を見る手だ。 *「角がせまいので『攻め倒すぞ』という意思表示ですね」(山崎八段) *▲4一角に渡辺が持ち時間を使い切った。残りは1分単位で考慮時間が5回用意されている。1回目の考慮時間を使った。残りは4回。引き続き2回目を使う。残りは3回。さらに3回目を使う。残りは2回。勝負どころといった雰囲気だ。 50 7五銀(64) ( 0:00/00:00:00) *強く攻め合いを目指した手。 51 7六歩打 ( 0:00/00:00:00) 52 8六歩(85) ( 0:00/00:00:00) *△6四銀とバックするのでは何をやっているか分からない。△8六歩は銀交換に行く手だ。 53 同 歩(87) ( 0:00/00:00:00) 54 同 銀(75) ( 0:00/00:00:00) 55 同 銀(77) ( 0:00/00:00:00) *△8六同飛▲8七歩に飛車をバックすれば、後手は攻めの銀と守りの銀の交換に成功。ただし手番は先手に渡る。 56 同 飛(82) ( 0:00/00:00:00) 57 8七歩打 ( 0:00/00:00:00) 58 8二飛(86) ( 0:00/00:00:00) *先手は歩切れだが、手番を得た。▲3五銀と出て歩切れを解消するか。 59 3五銀(26) ( 0:00/00:00:00) 60 3四歩打 ( 0:00/00:00:00) 61 2四歩(25) ( 0:00/00:00:00) *△3五歩は▲2三歩成があるので手が抜けない。 62 同 歩(23) ( 0:00/00:00:00) 63 同 銀(35) ( 0:00/00:00:00) 64 同 銀(33) ( 0:00/00:00:00) 65 同 飛(28) ( 0:00/00:00:00) 66 2三歩打 ( 0:00/00:00:00) 67 2八飛(24) ( 0:00/00:00:00) *両者の玉の囲いは金2枚。銀は2枚ずつ駒台に載っている。 68 4九角打 ( 0:00/00:00:00) *何かのときに2七へ駒を打って先手の飛車筋を止める狙いもある。 69 2四歩打 ( 0:00/00:00:00) 70 同 歩(23) ( 0:00/00:00:00) 71 2五歩打 ( 0:00/00:00:00) *△2五同歩にもう1歩あれば2四に垂らしたいところ。歩はないが空間を確保したのは大きい。 72 同 歩(24) ( 0:00/00:00:00) 73 2四銀打 ( 0:00/00:00:00) *歩がないので銀で代用。次に▲2五飛と走れれば先手の攻めは続く。 74 1四銀打 ( 0:00/00:00:00) *▲2五飛だけは許してはいけない。 75 6三角成(41) ( 0:00/00:00:00) *▲6三角成に渡辺は4回目の考慮時間を使う。残りは1回。引き続き5回目(最後)の考慮時間を使う。ここからは30秒将棋。 76 3三銀打 ( 0:00/00:00:00) *目障りな銀を消しにいく。 77 同 銀(24) ( 0:00/00:00:00) 78 同 金(43) ( 0:00/00:00:00) 79 6四馬(63) ( 0:00/00:00:00) *「飛車に狙いをつけて揺さぶっていますね」(山崎八段) 80 7三歩打 ( 0:00/00:00:00) *「飛車が攻めに利いている場所なので動かしたくない。先手から見れば7三に歩を打たせることに成功しましたね」(山崎八段) 81 3七桂(29) ( 0:00/00:00:00) 82 3九銀打 ( 0:00/00:00:00) *△3九銀に行方は3回目の考慮時間を使う。残りは2回。 83 2九飛(28) ( 0:00/00:00:00) 84 3八角成(49) ( 0:00/00:00:00) 85 2五飛(29) ( 0:00/00:00:00) *「3八に角を成らせて、ズドンといきましたね」(山崎八段) 86 同 銀(14) ( 0:00/00:00:00) 87 同 桂(37) ( 0:00/00:00:00) *先手は飛車を渡したが攻め駒をさばいた。 88 2四金(33) ( 0:00/00:00:00) *「これは力強いですね」(山崎八段) *行方は4回目の考慮時間を使う。残りは1回。 89 7一銀打 ( 0:00/00:00:00) *今度は先手が後手の飛車を狙う。 90 8五飛(82) ( 0:00/00:00:00) 91 3三歩打 ( 0:00/00:00:00) *後手の飛車が受けに利かなくなった瞬間に襲い掛かる。 92 同 桂(21) ( 0:00/00:00:00) *行方は5回目の考慮時間を使う。ここからは両者30秒将棋。 93 4一銀打 ( 0:00/00:00:00) *矢倉崩しでおなじみの銀。 94 2五金(24) ( 0:00/00:00:00) 95 2四歩打 ( 0:00/00:00:00) 96 同 金(25) ( 0:00/00:00:00) 97 3二銀成(41) ( 0:00/00:00:00) 98 同 玉(22) ( 0:00/00:00:00) *先手は駒台の金・銀と盤上の馬で攻めることになる。繋がるかギリギリだ。 99 4三銀打 ( 0:00/00:00:00) *△4三同玉は▲4二金まで。したがって取れない。 100 2三玉(32) ( 0:00/00:00:00) 101 3一馬(64) ( 0:00/00:00:00) *次は▲3二馬△1二玉に▲2二金まで。 102 1四玉(23) ( 0:00/00:00:00) *上へ脱出。しかし▲4一馬が王手飛車。 103 4一馬(31) ( 0:00/00:00:00) *後手は飛車を見捨てて入玉できるかどうか。 104 2五玉(14) ( 0:00/00:00:00) 105 8五馬(41) ( 0:00/00:00:00) 106 2六玉(25) ( 0:00/00:00:00) *敵陣を目指す。 107 3一飛打 ( 0:00/00:00:00) 108 3七玉(26) ( 0:00/00:00:00) *ついに三段目まで入った。 109 3三飛成(31) ( 0:00/00:00:00) *先手は駒を拾っていく。 110 3五金(24) ( 0:00/00:00:00) 111 3四銀成(43) ( 0:00/00:00:00) 112 2六金(35) ( 0:00/00:00:00) 113 3五成銀(34) ( 0:00/00:00:00) 114 2八玉(37) ( 0:00/00:00:00) *スルスルと後手玉が入っていく。 115 3六成銀(35) ( 0:00/00:00:00) 116 2七金(26) ( 0:00/00:00:00) 117 3七金打 ( 0:00/00:00:00) *相入玉は大駒(5点)がモノをいう。馬に働き掛けた。 118 1九玉(28) ( 0:00/00:00:00) *5点の馬を見捨てて入った。 *「私はあなたの玉を寄せます。点数勝負にはしませんということですね」(山崎八段) 119 3八金(37) ( 0:00/00:00:00) 120 同 金(27) ( 0:00/00:00:00) 121 3七成銀(36) ( 0:00/00:00:00) 122 同 金(38) ( 0:00/00:00:00) 123 同 龍(33) ( 0:00/00:00:00) 124 2八銀打 ( 0:00/00:00:00) *しっかり当てて埋める。 125 2七龍(37) ( 0:00/00:00:00) 126 1八銀打 ( 0:00/00:00:00) *敵陣でバリケードを築く。 127 2五龍(27) ( 0:00/00:00:00) 128 8三香打 ( 0:00/00:00:00) *馬に当てて入玉を阻む駒になりそうだ。 129 9六馬(85) ( 0:00/00:00:00) 130 7四桂打 ( 0:00/00:00:00) *「力を溜めましたね」(山崎八段) 131 8二銀成(71) ( 0:00/00:00:00) *根っこの香を取りにいく。 *「強気に勝ち負けを決めにいきました」(山崎八段) 132 8七香成(83) ( 0:00/00:00:00) 133 同 馬(96) ( 0:00/00:00:00) 134 8六歩打 ( 0:00/00:00:00) 135 9六馬(87) ( 0:00/00:00:00) *△8六歩にノータイムで駒音が聞こえた。 136 8七金打 ( 0:00/00:00:00) 137 7九玉(78) ( 0:00/00:00:00) *後手は飛車1本で寄せることができるかどうか。 138 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) 139 8八歩打 ( 0:00/00:00:00) 140 9五歩(94) ( 0:00/00:00:00) *後手は先手玉を落としたが、うまい寄せがあるかどうか。 141 8五馬(96) ( 0:00/00:00:00) 142 9六歩(95) ( 0:00/00:00:00) 143 9一成銀(82) ( 0:00/00:00:00) 144 9七歩成(96) ( 0:00/00:00:00) 145 同 香(99) ( 0:00/00:00:00) *△9八飛なら▲7八金打か。 146 9八飛打 ( 0:00/00:00:00) 147 7八金打 ( 0:00/00:00:00) 148 同 金(87) ( 0:00/00:00:00) 149 同 金(68) ( 0:00/00:00:00) 150 8七歩成(86) ( 0:00/00:00:00) *手数は150手に達したが終わりは見えない。 151 同 歩(88) ( 0:00/00:00:00) 152 8六歩打 ( 0:00/00:00:00) 153 8八金打 ( 0:00/00:00:00) 154 9九飛成(98) ( 0:00/00:00:00) 155 8六歩(87) ( 0:00/00:00:00) 156 9三桂(81) ( 0:00/00:00:00) *後手は攻め駒が少ない。盤上の駒を最大限に使う。 157 同 香成(97) ( 0:00/00:00:00) 158 8四歩打 ( 0:00/00:00:00) 159 7五馬(85) ( 0:00/00:00:00) *▲8四同馬は△8六桂があった。 160 9七歩打 ( 0:00/00:00:00) *細い攻めを繋げるのは渡辺の十八番だ。行方の粘りには定評がある。 161 同 金(88) ( 0:00/00:00:00) 162 9六歩打 ( 0:00/00:00:00) 163 7七角打 ( 0:00/00:00:00) *自陣角が飛び出した。 *「リスクの高い手ですね」(山崎八段) 164 8九龍(99) ( 0:00/00:00:00) 165 同 玉(79) ( 0:00/00:00:00) 166 9七歩成(96) ( 0:00/00:00:00) 167 9八歩打 ( 0:00/00:00:00) *先手はカナ駒がない。後手は大駒がない。 168 9六と(97) ( 0:00/00:00:00) *大事な攻め駒を逃がした。 169 8八香打 ( 0:00/00:00:00) 170 8六桂(74) ( 0:00/00:00:00) 171 同 香(88) ( 0:00/00:00:00) 172 同 と(96) ( 0:00/00:00:00) *8六のと金をどちらで取っても△8五香。 173 同 角(77) ( 0:00/00:00:00) 174 8五香打 ( 0:00/00:00:00) 175 8七歩打 ( 0:00/00:00:00) 176 8六香(85) ( 0:00/00:00:00) 177 同 馬(75) ( 0:00/00:00:00) *角は取られたが手厚い馬が8六へ。 178 8五桂打 ( 0:00/00:00:00) *△9七歩を狙う。7七と9七の逃走路を塞ぐ。 179 7五龍(25) ( 0:00/00:00:00) 180 9七歩打 ( 0:00/00:00:00) 181 同 歩(98) ( 0:00/00:00:00) *相入玉になれば後手は点数が怪しい。 182 9六歩打 ( 0:00/00:00:00) 183 同 馬(86) ( 0:00/00:00:00) 184 5九角打 ( 0:00/00:00:00) *△7七金からの突破を狙う。 185 7九飛打 ( 0:00/00:00:00) *「おお、高い駒を打ちましたね」(山崎八段) 186 5八金打 ( 0:00/00:00:00) 187 8六歩(87) ( 0:00/00:00:00) *強く桂を取りにいった。 188 7七桂成(85) ( 0:00/00:00:00) 189 同 金(78) ( 0:00/00:00:00) 190 6八角成(59) ( 0:00/00:00:00) 191 7八金(77) ( 0:00/00:00:00) *両対局者とも30秒将棋を延々と指し続ける。まもなく200手を超えそうだ。 192 7九馬(68) ( 0:00/00:00:00) 193 同 金(78) ( 0:00/00:00:00) 194 4九飛打 ( 0:00/00:00:00) 195 8八玉(89) ( 0:00/00:00:00) 196 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) *後手は攻め駒が足りない。守り駒の銀を使う。 197 7八馬(96) ( 0:00/00:00:00) *先手玉は8七〜9六の脱出ルートを確保。 198 5七銀成(48) ( 0:00/00:00:00) 199 同 金(67) ( 0:00/00:00:00) 200 同 金(58) ( 0:00/00:00:00) 201 6八銀打 ( 0:00/00:00:00) 202 同 金(57) ( 0:00/00:00:00) 203 同 金(79) ( 0:00/00:00:00) 204 7四金打 ( 0:00/00:00:00) *入られないよう金を打っておく。 205 3五龍(75) ( 0:00/00:00:00) 206 8五歩(84) ( 0:00/00:00:00) 207 7七玉(88) ( 0:00/00:00:00) 208 8六歩(85) ( 0:00/00:00:00) *▲8八歩と辛抱されたときにどうするのか。 209 8九香打 ( 0:00/00:00:00) *「強気な受けですね」(山崎八段) 210 9八銀打 ( 0:00/00:00:00) 211 8六香(89) ( 0:00/00:00:00) 212 6七歩打 ( 0:00/00:00:00) *怪しげな歩。30秒将棋で行方はどう応じるか。 213 同 玉(77) ( 0:00/00:00:00) 214 8七金打 ( 0:00/00:00:00) 215 6九馬(78) ( 0:00/00:00:00) 216 8六金(87) ( 0:00/00:00:00) 217 5八馬(69) ( 0:00/00:00:00) 218 8九飛成(49) ( 0:00/00:00:00) 219 5七玉(67) ( 0:00/00:00:00) *今度は右辺を目指す。 220 8七銀成(98) ( 0:00/00:00:00) 221 6七馬(58) ( 0:00/00:00:00) 222 9八龍(89) ( 0:00/00:00:00) *日本シリーズの最長手数は平成25年に行われた▲佐藤康光九段−△羽生善治三冠戦の222手。結果は羽生三冠の勝ち。 *本局はついに最長手数に並んだ。 223 8八歩打 ( 0:00/00:00:00) *日本シリーズ史上最長手数になった。 224 同 龍(98) ( 0:00/00:00:00) 225 8九香打 ( 0:00/00:00:00) *9七か7九か。 226 7九龍(88) ( 0:00/00:00:00) 227 8七香(89) ( 0:00/00:00:00) 228 7六金(86) ( 0:00/00:00:00) 229 7八馬(67) ( 0:00/00:00:00) *馬をぶつけて竜を消しにいく。 230 6六金(76) ( 0:00/00:00:00) *「これは勝負手です」(山崎八段) 231 同 玉(57) ( 0:00/00:00:00) 232 6一香打 ( 0:00/00:00:00) 233 6五歩打 ( 0:00/00:00:00) 234 同 香(61) ( 0:00/00:00:00) 235 同 龍(35) ( 0:00/00:00:00) *後手は竜を奪って大駒が2枚になる。ただ先手玉も捕まりにくくなっている。 236 7八龍(79) ( 0:00/00:00:00) 237 同 金(68) ( 0:00/00:00:00) 238 3九角打 ( 0:00/00:00:00) 239 7六玉(66) ( 0:00/00:00:00) *先手玉も入玉が見えてきたか。 240 6五金(74) ( 0:00/00:00:00) 241 同 玉(76) ( 0:00/00:00:00) 242 7五飛打 ( 0:00/00:00:00) 243 5四玉(65) ( 0:00/00:00:00) 244 7八飛成(75) ( 0:00/00:00:00) 245 8三香成(87) ( 0:00/00:00:00) *現状の点数は▲32点△22点。 246 6七龍(78) ( 0:00/00:00:00) 247 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 248 5二金打 ( 0:00/00:00:00) *ストッパーを置く。 249 5三銀打 ( 0:00/00:00:00) 250 5六龍(67) ( 0:00/00:00:00) *△5六竜で250手に達した。 251 5五歩打 ( 0:00/00:00:00) 252 5三金(52) ( 0:00/00:00:00) *先手玉はちょっと捕まらないように見える。 253 同 玉(54) ( 0:00/00:00:00) *ついに両者の玉が敵陣三段目へ。 254 5五龍(56) ( 0:00/00:00:00) 255 6三玉(53) ( 0:00/00:00:00) 256 7五角成(39) ( 0:00/00:00:00) 257 7二玉(63) ( 0:00/00:00:00) *敵陣深く潜り込む。 *先手の玉も捕まりそうにない。あとは点数がどうか。 258 6四馬(75) ( 0:00/00:00:00) 259 8二玉(72) ( 0:00/00:00:00) 260 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00) *プロの公式戦の規定は24点あるかどうか。ともに24点に達していれば、指し直し局が行われる。玉を除いた駒で大駒5点、その他の駒を1点で計算する。 261 7三歩打 ( 0:00/00:00:00) 262 6六歩打 ( 0:00/00:00:00) 263 3八金打 ( 0:00/00:00:00) *行方は後手玉を寄せにいった。 264 2七歩打 ( 0:00/00:00:00) 265 6一飛打 ( 0:00/00:00:00) 266 5二龍(55) ( 0:00/00:00:00) *ハッとする手。王手飛車取り。 267 6二歩打 ( 0:00/00:00:00) 268 3七歩打 ( 0:00/00:00:00) 269 2八金(38) ( 0:00/00:00:00) 270 同 歩成(27) ( 0:00/00:00:00) *現状の点数は▲29点△25点。 271 1一飛成(61) ( 0:00/00:00:00) 272 9七馬(64) ( 0:00/00:00:00) 273 7二歩成(73) ( 0:00/00:00:00) *舞台袖では持将棋の際の対応が話し合われている。 274 7九馬(97) ( 0:00/00:00:00) 275 7三角打 ( 0:00/00:00:00) 276 6三金打 ( 0:00/00:00:00) 277 8四角成(73) ( 0:00/00:00:00) *後手の点数は25点。先手はあと2点奪えるかどうか。 278 6七歩成(66) ( 0:00/00:00:00) 279 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) 280 3八歩成(37) ( 0:00/00:00:00) 281 6一歩成(62) ( 0:00/00:00:00) 282 4六馬(79) ( 0:00/00:00:00) 283 6二と(61) ( 0:00/00:00:00) *これは日本シリーズ史上初の持将棋になりそうだ。 284 同 金(63) ( 0:00/00:00:00) 285 同 と(72) ( 0:00/00:00:00) 286 5九龍(52) ( 0:00/00:00:00) 287 7四馬(84) ( 0:00/00:00:00) *現状の点数は▲29点△25点。 288 3五馬(46) ( 0:00/00:00:00) 289 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 290 4五歩(44) ( 0:00/00:00:00) *時刻は18時を回っている。凄まじい勝負になった。 291 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) 292 4六歩(45) ( 0:00/00:00:00) 293 3一龍(11) ( 0:00/00:00:00) 294 6二馬(35) ( 0:00/00:00:00) *この馬を封鎖できるか。5点の馬を取れれば先手が相入玉の点数勝負で大きくリードできる。 295 3五金打 ( 0:00/00:00:00) *馬の利きを消して捕まえにいく。 296 9五馬(62) ( 0:00/00:00:00) *逆サイドへ。 297 2四金(35) ( 0:00/00:00:00) *18時10分、297手で持将棋が成立した。36回の日本シリーズの歴史で持将棋は初の出来事。場内は騒然としている。 *対局は5分後に指し直し局が行われる。 298 持将棋 ( 0:00/00:00:00) まで297手で持将棋