# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.70 棋譜ファイル --- 対局ID:16823 記録ID:6639dab65524c1d4ed58f82e 開始日時:2024/05/18 16:00 終了日時:2024/05/18 17:30 棋戦:リコー杯第14期女流王座戦一次予選 戦型:一手損角換わり 持ち時間:0時間40分 秒読み:60秒 消費時間:84▲40△40 場所:東京・将棋会館 図:投了 振り駒:4,0, 計時方式:チェスクロック 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 手合割:平手   先手:石本さくら女流二段 後手:岩佐美帆子女流1級 手数----指手---------消費時間-- *リコー杯第14期女流王座戦一次予選11ブロック決勝、石本さくら女流二段と岩佐美帆子女流1級の一戦を中継する。本局の勝者は二次予選に進出する。 *対局は5月18日(土)16時から東京・将棋会館「雲鶴」で行われる。持ち時間は各40分(チェスクロック使用)。切れたら1手60秒未満の着手となる。先後は振り駒で決定される。 *振り駒は石本の振り歩先で行われ、「歩」が4枚。石本の先手番が決まった。 * *◆本局の感想戦取材はありません。 * *【主催:株式会社リコー】 *https://www.ricoh.co.jp/ *【特別協力:日本経済新聞社】 *https://www.nikkei.com/ *【リコー杯女流王座戦中継サイト】 *http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/ * *(棋譜・コメント入力=玉響) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手] 1 2六歩(27) ( 0:15/00:00:15) *◆石本 さくら(いしもと さくら)女流二段◆ *1999年1月27日生まれ、大阪府吹田市出身。森信雄七段門下。2016年、女流2級。2020年、女流二段。女流棋士番号は57。 *棋戦優勝は1回。 2 3四歩(33) ( 0:06/00:00:06) *◆岩佐 美帆子(いわさ みほこ)女流1級◆ *2005年8月15日生まれ。岐阜県岐阜市出身。豊島将之九段門下。2022年、女流2級。2023年、女流1級。女流棋士番号は76。 3 7六歩(77) ( 0:05/00:00:20) *石本の今年度成績は3勝3敗(0.500)。 *昨年度成績は17勝18敗(0.486)。 *通算成績は勝敗(0.580)。 4 8四歩(83) ( 0:09/00:00:15) *岩佐の今年度成績は2勝2敗(0.500)。 *昨年度成績は10勝13敗(0.435)。 *通算成績は21勝25敗(0.457)。 5 2五歩(26) ( 0:04/00:00:24) *両者の対戦成績は石本の1勝0敗。昨年9月の女流王位戦予選以来の顔合わせとなる。 6 8八角成(22) ( 0:11/00:00:26) *岩佐は一手損角換わりを採用した。 7 同 銀(79) ( 0:04/00:00:28) *リコー杯女流王座戦は株式会社リコーが主催、日本経済新聞社が特別協力する棋戦。出場資格者は日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員、アマチュア女性で予選を勝ち抜いた選手となる。本棋戦の出場については現役女流棋士・女性奨励会員はエントリー制。一次予選、二次予選の勝ち抜き者と予選シード者の計16人が本戦トーナメントに出場し、優勝者が女流王座と五番勝負を行う。持ち時間は一次予選が各40分(チェスクロック使用)、二次予選と本戦が各3時間(チェスクロック使用)。五番勝負は各3時間で行われる。女流王座と挑戦者による五番勝負は毎年秋に行われる。タイトル保持者は福間香奈女流王座。 8 2二銀(31) ( 0:04/00:00:30) *岩佐の女流王座戦成績は1勝2敗(0.333)。 *今期は一次予選初戦で加藤寿美香さんを破って本局を迎えた。 9 4八銀(39) ( 0:05/00:00:33) *石本の女流王座戦成績は12勝10敗(0.545)。 *今期は一次予選初戦で山口稀良莉女流1級を破って本局を迎えた。 10 3三銀(22) ( 0:05/00:00:35) 11 3六歩(37) ( 0:05/00:00:38) 12 3二金(41) ( 0:05/00:00:40) 13 3七銀(48) ( 0:04/00:00:42) 14 6二銀(71) ( 0:06/00:00:46) 15 4六銀(37) ( 0:53/00:01:35) *先手は早繰り銀に構えた。一手損角換わりに対してはポピュラーな作戦で、持久戦よりも急戦に持ち込んだほうが手得を生かしやすい。 16 6四歩(63) ( 0:07/00:00:53) 17 6八玉(59) ( 1:12/00:02:47) 18 6三銀(62) ( 0:19/00:01:12) 19 9六歩(97) ( 4:31/00:07:18) *珍しいタイミングの端歩突き。この手で前例がなくなっている。 20 8五歩(84) ( 1:33/00:02:45) 21 7八金(69) ( 1:30/00:08:48) 22 8六歩(85) ( 1:59/00:04:44) 23 同 歩(87) ( 0:12/00:09:00) 24 同 飛(82) ( 0:04/00:04:48) 25 7七角打 ( 3:14/00:12:14) *相手の飛車先交換を逆手に取った角打ち。△8二飛に▲3五歩から右銀をさばく組み立てだろう。 26 8二飛(86) ( 2:14/00:07:02) 27 3五歩(36) ( 0:31/00:12:45) 28 同 歩(34) ( 0:23/00:07:25) 29 同 銀(46) ( 0:05/00:12:50) 30 3四歩打 ( 5:33/00:12:58) 31 8三歩打 ( 2:15/00:15:05) *いきなり歩をたたいた。石本に局面を収めるつもりはない。 32 同 飛(82) ( 1:11/00:14:09) 33 2四歩(25) ( 1:27/00:16:32) *(1)△2四同歩なら▲同銀△同銀に▲1一角成が有効な攻めになる。しかし、(2)△3五歩▲2三歩成△2七歩▲同飛△4五角は大丈夫なのだろうか。 34 3五歩(34) ( 0:46/00:14:55) 35 2三歩成(24) ( 0:04/00:16:36) 36 2七歩打 ( 0:07/00:15:02) *△2七歩▲同飛△4五角の返し技は部分的に定跡化された対応。先手はそれを承知で踏み込んでいるはずだ。 37 3二と(23) ( 0:04/00:16:40) *飛車を見捨てて金を取るのが石本の読みだった。 38 2八歩成(27) ( 0:06/00:15:08) 39 2一と(32) ( 0:04/00:16:44) *この手が▲3三角成と▲7五桂の両狙い。31手目で▲8三歩とたたいた理由が明らかになった。 40 4四銀(33) ( 6:20/00:21:28) 41 7五桂打 ( 0:08/00:16:52) 42 2七角打 ( 0:23/00:21:51) *いかにもピッタリ感のある角打ち。ここで石本は手を止めた。(1)▲8三桂成は△4九角成が詰めろになるので速度負けが濃厚だし、かといって(2)▲5九金も△8二飛▲6三桂成に△同角成で馬が手厚い。第3の手をひねり出すのも難しそうなので、先手が困っている可能性はある。 43 8三桂成(75) ( 7:40/00:24:32) *自玉に危険が迫る順を選択した。△4九角成に対して、どのように詰めろを解除するか。 44 4九角成(27) ( 0:19/00:22:10) 45 8七銀(88) ( 1:19/00:25:51) *▲7九玉〜▲8八玉の逃げ道を確保した。対局立会人を務める川上猛七段は、現局面で△5九飛と打たれたときに受けが難しいと話す。 46 3九飛打 ( 1:40/00:23:50) *▲7九玉を阻止する△5九飛ではなく、距離を取って打ち下ろした。 47 7九玉(68) ( 1:07/00:26:58) 48 8六歩打 ( 0:39/00:24:29) 49 同 角(77) ( 0:34/00:27:32) 50 6七馬(49) ( 0:32/00:25:01) 51 6九歩打 ( 0:54/00:28:26) *川上七段「岩佐さんの勝勢だったように思いますが、現局面まで進むと変調ですね」 52 5七馬(67) ( 1:23/00:26:24) 53 6八金打 ( 0:46/00:29:12) *これで玉の堅さは大差になった。 54 4七馬(57) ( 2:41/00:29:05) *馬は逃げただけでなく、遠く8三の成桂に当てている。 55 8二成桂(83) ( 0:35/00:29:47) *代えて▲8二飛は、△7一金と寄られて駒損を回避する手段がない。本譜の▲8二成桂は一手の価値としては低いが、やむを得ないところだった。 56 2九飛成(39) ( 0:24/00:29:29) 57 4五歩打 ( 1:00/00:30:47) 58 5五銀(44) ( 0:50/00:30:19) 59 7七角(86) ( 0:39/00:31:26) 60 6六桂打 ( 0:16/00:30:35) *入手した桂で切り返せたのは大きい。まだ後手がリードを保っているようだ。 61 4四歩(45) ( 0:39/00:32:05) *先手は戦力不足なので、盤上の駒も目いっぱい活用する。対して△4四同歩に▲4三歩と垂らしておけば、次の▲2二飛が詰めろで入る。 62 8六歩打 ( 2:20/00:32:55) 63 3一飛打 ( 1:17/00:33:22) 64 6二玉(51) ( 5:59/00:38:54) 65 8六角(77) ( 0:58/00:34:20) 66 7八桂成(66) ( 1:06/00:40:00) *岩佐はこの手で持ち時間を使いきって一分将棋に入った。 67 同 銀(87) ( 0:05/00:34:25) 68 8七歩打 ( 0:00/00:40:00) *退路封鎖の歩打ち。▲8七同銀とおびき寄せれば6九の地点が薄まる。 69 同 銀(78) ( 0:23/00:34:48) 70 6七金打 ( 0:00/00:40:00) *続けざまに鋭い手が飛んできた。▲6七同金は△6九馬以下、先手玉は詰み筋に入る。 71 8八玉(79) ( 1:04/00:35:52) 72 6八金(67) ( 0:00/00:40:00) *この局面で石本は残り少ない時間を投入している。▲6八同歩は自然だが、△6九馬▲7八金に△7九金で振りほどくのは困難に見える。 73 4三歩成(44) ( 4:08/00:40:00) *石本もこの手で持ち時間を使いきって一分将棋に入った。 74 6九馬(47) ( 0:00/00:40:00) 75 5四桂打 ( 0:00/00:40:00) *桂を捨てて最後の勝負に出た。△5四同銀なら▲6一飛成以下の詰みが生じる。 76 同 歩(53) ( 0:00/00:40:00) *ここで▲6八角が▲5三金までの詰みを見てピッタリのようだが、▲6八角に△8七馬▲同玉△8九竜から先手玉が先に詰まされてしまう。 77 6一飛成(31) ( 0:00/00:40:00) 78 同 玉(62) ( 0:00/00:40:00) 79 6二歩打 ( 0:00/00:40:00) 80 5一玉(61) ( 0:00/00:40:00) 81 5二歩打 ( 0:00/00:40:00) 82 同 銀(63) ( 0:00/00:40:00) 83 4二金打 ( 0:00/00:40:00) 84 6二玉(51) ( 0:00/00:40:00) *▲5二金に△6三玉で後手玉に詰みはない。この局面で石本が投了した。終局時刻は17時30分。消費時間は、▲石本40分、△岩佐40分。勝った岩佐は、自身初の二次予選進出を決めた。 85 投了 ( 0:00/00:40:00) まで84手で後手の勝ち