# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.07 棋譜ファイル --- 対局ID:0 記録ID: 開始日時:2017/10/08 10:15 終了日時:2017/10/08 12:13 表題:将棋公開模範対局 棋戦:平成29年度将棋公開模範対局 持ち時間:各50分 消費時間:104▲50△50 場所:静岡・新聞放送会館18階 図:投了 計時方式:チェスクロック 秒読み:60秒 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 手合割:角落ち  下手:古屋晧介アマ 上手:佐藤天彦名人 手数----指手---------消費時間-- *「将棋公開模範対局」は静岡新聞社・静岡放送と山梨日日新聞社・山梨放送が主催する非公式戦。現役名人の棋士と山梨・静岡両県のアマ名人が駒落ちで対局する。2017年度は10月8日(日)に静岡県静岡市「静岡放送会館」で開催される。 *午前の部は佐藤天彦名人と古屋晧介・山梨県アマ名人の角落ち戦。対局開始は10時以降の予定。持ち時間はチェスクロック使用で各50分、使いきると一分将棋。上手の佐藤から指し始める。大盤解説担当は青野照市九段。 *10時になり、開会式が始まった。10時12分、対局者が席に着く。10時15分、対局開始。 *(棋譜・コメント入力=牛蒡) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手。#は局後の感想が追記された指し手] 1 6二銀(71) ( 0:00/00:00:00) *◆佐藤 天彦(さとう あまひこ)名人◆ *1988年1月16日生まれ、福岡県福岡市出身。中田功七段門下。2006年、四段。2016年、九段。棋士番号は263。 *タイトル戦登場は4回。獲得は名人2期。棋戦優勝は3回。 2 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *◆古屋 皓介(ふるや こうすけ)山梨県アマ名人◆ *アマ六段。山梨県甲府市在住。将棋教室を主宰している。今年、4年ぶり8回目の山梨県アマ名人を獲得した。支部名人戦全国優勝2回(第37、38回)をはじめとして、第23回全国中学生選抜将棋選手権大会や第17回全国高等学校将棋竜王戦で優勝。過去の将棋公開模範対局では、森内俊之名人(当時)と指したことがある。 * *【2012年度 将棋公開模範対局】 *http://live.shogi.or.jp/event/yamanashi_shizuoka/kifu/24/yamanashi_shizuoka201210140201.html *【2013年度 将棋公開模範対局】 *http://live.shogi.or.jp/event/shizuoka_yamanashi/kifu/25/shizuoka_yamanashi201309220101.html 3 4二玉(51) ( 0:00/00:00:00) *将棋公開模範対局は毎年、山梨県と静岡県で交互に開催されている。今年は静岡開催。大盤解説の観覧は事前申し込み制。静岡県焼津市出身の青野照市九段が解説する。青野九段の解説は、将棋公開模範対局では恒例になっている。 * *【@S[アットエス]静岡新聞SBS】 *http://www.at-s.com/index.html *【SBS(静岡放送)テレビ】 *http://www.at-s.com/sbstv/ *【さんにちEye 山梨日日新聞電子版】 *http://www.sannichi.co.jp/ *【YBS山梨放送】 *http://www.ybs.jp/ 4 7八銀(79) ( 0:00/00:00:00) *駒落ちは駒を落とす側を上手(うわて)、落とされる側を下手(したて)という。そして上手から指し始める。上手は小駒の使い方がポイント。下手は押さえ込まれないようにしたい。 5 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) *過去5年間の将棋公開模範対局において、現役名人から見た勝敗は3勝7敗。両県のアマ名人がうまく指している。 * *【2016年度 佐藤天彦名人】 * 静岡県アマ名人=飛車落ち● 山梨県アマ名人=角落ち○ *【2015年度 羽生善治名人】 * 静岡県アマ名人=飛車落ち● 山梨県アマ名人=角落ち● *【2014年度 羽生善治名人】 * 静岡県アマ名人=飛車落ち○ 山梨県アマ名人=飛車落ち○ *【2013年度 森内俊之名人】 * 静岡県アマ名人=飛車落ち● 山梨県アマ名人=角落ち● *【2012年度 森内俊之名人】 * 静岡県アマ名人=飛車落ち● 山梨県アマ名人=角落ち● 6 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) *2012年度と2013年度の山梨県アマ名人は古屋アマ。当時の将棋公開模範対局では、古屋アマは矢倉に組んでいた。 7 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00) *「古屋さんは全国レベルのアマチュア選手です。このクラスに角落ちの上手で勝つのは、名人でも相当に大変です」(青野九段) 8 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) *本局の観戦記は青野九段が担当。年明けから山梨日日新聞に掲載される。 9 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00) *両対局者は開会式で意気込みを語った。 *「将棋公開模範対局は長い歴史がありますが、私は昨年に続いて2回目になります。昨年は飛車落ちで負け、角落ちで勝ちという結果でした。アマチュアの方のレベルの高さを実感しました。プロが角落ちで勝つのは年々大変になってきていますが、名人としてプロの技をお見せできればと思います」(佐藤) *「将棋公開模範対局は4年ぶりの出場になります。この場に戻ってこられて光栄に思います。佐藤名人と私は、生年月日が年と月まで同じですが、名人は私とは別次元の人であり、普段なら絶対に指せない相手なので、今回は楽しみながら指したいと思います」(古屋アマ) 10 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) *対局室は18階にあり、東側一面はガラス張りになっている。南に視線を向ければ雄大な駿河湾が見える。 11 6三銀(62) ( 0:00/00:00:00) *大盤解説会場は対局室のすぐ近くにある。解説会に参加される方は対局室でも観戦できる。 12 6七金(58) ( 0:00/00:00:00) *古屋アマは左美濃に構えた。ここから矢倉に発展させることも可能だ。 13 3二玉(42) ( 0:00/00:00:00) 14 7九角(88) ( 0:00/00:00:00) 15 7三桂(81) ( 0:00/00:00:00) *本局はイスと机を使った対局形式。古屋アマは膝の上で手を組む。佐藤は背もたれに体を預けている。 16 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) *下手は7七から8八のルートで玉を囲うのだろうか。 17 5四歩(53) ( 0:00/00:00:00) 18 7七玉(68) ( 0:00/00:00:00) *「あ、やりましたね」(青野九段) 19 8五歩(84) ( 0:00/00:00:00) *「▲8八玉は△8六歩から歩を交換されるので、その前に▲6八角が必要です」(青野九段) 20 6八角(79) ( 0:00/00:00:00) *「上手は歩を交換できないと攻めの手がありません。しかし、△6五歩▲同歩△同桂では攻めになりません」(青野九段) 21 6二金(61) ( 0:00/00:00:00) 22 8八玉(77) ( 0:00/00:00:00) 23 5三金(62) ( 0:00/00:00:00) *佐藤は金を前に進める。△4四金から△5五歩と突けば、ともかく歩交換は実現しそうだ。 24 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) *▲4八銀は自然な活用。ここから先は、▲5七銀、▲4六歩〜▲4七銀、▲3六歩〜▲3七銀のどれも考えられる。 25 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) *「角落ちは上手から攻めていくことも可能ですが、守備に不安が残ります」(青野九段) 26 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) 27 2二銀(31) ( 0:00/00:00:00) 28 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) 29 4四金(53) ( 0:00/00:00:00) *「上手は壁銀の形で動いていきました。4一金も立ち後れています。大丈夫でしょうか」(青野九段) 30 4六歩(47) ( 0:00/00:00:00) 31 5五歩(54) ( 0:00/00:00:00) *10時46分の着手。△5五歩までの消費時間は、▲古屋アマ10分、△佐藤16分。 32 4七銀(48) ( 0:00/00:00:00) *古屋アマはしばらく受けに回りそうだ。 33 6五歩(64) ( 0:00/00:00:00) *「いや、この攻めはすごい。下手は金矢倉ではないので上部の守りが薄い。それで上手は動いたのですが、自陣は壁銀ですからね」(青野九段) * *※局後の感想※ *「古屋さんの序盤が非常にうまく、こちらは多少無理をしないと動けなくなってしまいました」(佐藤) 34 同 歩(66) ( 0:00/00:00:00) 35 5四銀(63) ( 0:00/00:00:00) *「上手の動きは少し無理気味に見えますが、古屋さん相手には、これくらいしないと勝負にならないと考えているのでしょう」(青野九段) 36 6四歩(65) ( 0:00/00:00:00) *取られそうな歩を逃がした。 37 6二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *下手の動きに合わせて自然な対応。 38 5七角(68) ( 0:00/00:00:00) *次は▲8四角と飛び出すつもり。柔軟な角の使い方だ。 39 6四飛(62) ( 0:00/00:00:00) 40 8四角(57) ( 0:00/00:00:00) 41 6三飛(64) ( 0:00/00:00:00) *下手は▲6四歩が入るが、△5三飛のときにどうするか。 42 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 43 5三飛(63) ( 0:00/00:00:00) 44 3六歩(37) ( 0:00/00:00:00) *「下手は自分から動かないほうがいいですね。▲3六歩は、次の▲3七桂と同等以上の手がありますか、と相手に問いかけています。△5六歩は▲同銀で下手の調子がいいです」(青野九段) 45 8六歩(85) ( 0:00/00:00:00) *「8筋の歩を切れば、いつでも△8三歩で角を追えます。しかし、歩のない下手に歩を渡すことになります」(青野九段) 46 同 歩(87) ( 0:00/00:00:00) 47 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *「そうですね。△8三歩はすぐに打たないほうがいいでしょう。△3三桂と跳ねれば2筋の壁も消えます」(青野九段) 48 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00) *「これは上手に手がないと見ているのですね」(青野九段) * *※局後の感想※ *「▲4五歩△同銀▲3七桂(△5四銀なら▲4五歩)で上手が困っていませんでしたか」(青野九段) *「▲4五歩を△同銀と△同金のどちらかは分かりませんが、こちらとしては、やられたら仕方ないです」(佐藤) 49 5二金(41) ( 0:00/00:00:00) *「4一金は立ち後れていました。この駒を使っていかないと仕方ありません」(青野九段) 50 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) *「▲9六歩と同じで、上手は指す手がないでしょう、という意味ですが、そこまでやりますか。佐藤さんもさすがに、もう許さん、と怒るんじゃないですか」(青野九段) 51 6二金(52) ( 0:00/00:00:00) *7三桂にヒモをつけた。これで5三飛が楽になる。 52 4八角(84) ( 0:00/00:00:00) *11時11分の着手。▲4八角までの消費時間は、▲古屋アマ24分、△佐藤30分。 53 6五銀(54) ( 0:00/00:00:00) 54 2六角(48) ( 0:00/00:00:00) *堂々とした一着。5七や6六への利きが消えたが、次は▲4五歩の狙いがある。 55 5二飛(53) ( 0:00/00:00:00) *▲4五歩を緩和した。△6六歩から△5六歩が上手の楽しみだ。 56 5五歩(56) ( 0:00/00:00:00) *「△5五同飛とは取りづらいです。以下▲6三歩成△同金▲6六歩に△5四銀は、▲5六歩△2五飛▲3七桂で飛車が捕まっています」(青野九段) 57 6六歩打 ( 0:00/00:00:00) *下手は金の逃げ場所が多い。▲5六金とぶつける手もあるかもしれない。金銀交換になれば▲6三銀が生じる。 58 7七金(67) ( 0:00/00:00:00) *▲7七金は手堅い。 59 5五飛(52) ( 0:00/00:00:00) *「上手の飛車成りはそれほど怖くはありません。△5七飛成に▲5八飛があります」(青野九段) 60 3七桂(29) ( 0:00/00:00:00) *△3五歩は▲4五歩で困りそうだ。以下△3四金は▲3五歩に△3三金でひどい形になるし、△5四金は▲5六歩△同銀▲6六金で飛車が逃げられない。 61 5二飛(55) ( 0:00/00:00:00) *「ここで飛車を引くなら、59手目△5五飛では△5五金だったかもしれません」(青野九段) 62 4五歩(46) ( 0:00/00:00:00) *△5四金で下手の角筋が通り、上手の飛車先が止まる。ただ、3七桂は使いづらくなった。 63 5四金(44) ( 0:00/00:00:00) 64 6三歩成(64) ( 0:00/00:00:00) *「△6三同金に▲7一角成とできます。悪い手ではありませんが、6四歩は大きな歩だったので、少しもったいない感じもします」(青野九段) 65 同 金(62) ( 0:00/00:00:00) 66 7一角成(26) ( 0:00/00:00:00) 67 7五歩(74) ( 0:00/00:00:00) *すかさず7筋の歩を突く。急所の攻めだ。 68 同 歩(76) ( 0:00/00:00:00) 69 7六歩打 ( 0:00/00:00:00) 70 8七金(77) ( 0:00/00:00:00) *「6六歩と7六歩は大きな垂れ歩ですけれど、角落ちだから下手は大丈夫、ということなんですね。上手に持ち駒がありませんから」(青野九段) 71 6四金(54) ( 0:00/00:00:00) 72 5八飛(28) ( 0:00/00:00:00) *「飛車をぶつけました。玉形に差があるので、上手は飛車交換に応じられません」(青野九段) 73 5六歩打 ( 0:00/00:00:00) *青野九段は▲5六同銀△同銀▲5三歩△5一飛▲5六飛△7一飛▲5二歩成を解説している。上手に角を渡すので、かなりリスクの高い攻めだ。 74 6一馬(71) ( 0:00/00:00:00) *▲6一馬は着実な手。下手はここまで角落ちのリードを維持している。問題はどこで踏み込むか。 75 5四飛(52) ( 0:00/00:00:00) 76 4六銀(47) ( 0:00/00:00:00) 77 3三銀(22) ( 0:00/00:00:00) *「下手も何か決め手がないと、ちょっと嫌な形をしています」(青野九段) 78 5二歩打 ( 0:00/00:00:00) *「古屋さんの指しまわしは一貫しています。相手に手がないと。次に▲5一歩成から▲5二馬が決まると厳しいです」(青野九段) 79 7五金(64) ( 0:00/00:00:00) 80 5一歩成(52) ( 0:00/00:00:00) 81 8五歩打 ( 0:00/00:00:00) *「上手はもう1歩あればいいのですが」(青野九段) 82 同 歩(86) ( 0:00/00:00:00) *佐藤は手を止めている。11時43分、記録係から「佐藤名人、残り5分です」の声がかかった。古屋アマは残り10分ほど。対局室では、前列に座る子どもたちが、身を乗り出すようにして観戦している。 * *※局後の感想※ *△8五歩を手抜いて▲5二馬△同飛▲同と△8六歩▲9七金△8五桂▲6一飛は、「下手がやりにくい変化だと思います」と佐藤。 83 同 桂(73) ( 0:00/00:00:00) *11時46分の着手。決断の桂跳ねだ。 84 8六歩打 ( 0:00/00:00:00) 85 7七歩成(76) ( 0:00/00:00:00) *「これは1手違いの終盤戦です。下手も余して勝つ将棋ではありません」(青野九段) 86 同 桂(89) ( 0:00/00:00:00) *(1)△7七同桂成は▲同金で上手にうまい攻めがないか。青野九段は(2)△7六銀もあると解説している。 87 7六銀(65) ( 0:00/00:00:00) *「これはいい勝負になりました。上手が追い込んでいます。下手は81手目△8五歩に手抜いて▲5二馬がよかったかもしれません」(青野九段) 88 8五桂(77) ( 0:00/00:00:00) 89 6七歩成(66) ( 0:00/00:00:00) *下手の5一とよりも性能のよいと金。 90 同 銀(78) ( 0:00/00:00:00) 91 同 銀成(76) ( 0:00/00:00:00) *佐藤は一分将棋に入った。古屋アマは残り7分。 92 2八飛(58) ( 0:00/00:00:00) *「下手はもう楽に勝てる将棋ではありません。▲5二馬は怖くてできないでしょう」(青野九段) 93 7六銀打 ( 0:00/00:00:00) *次は△8七銀成▲同玉に△7六金と出られる。以下▲7六同玉は△7七金から下手玉が詰む。 *古屋アマが考慮中。「残り5分」と告げられたが、古屋アマの手は出ない。 * *※局後の感想※ *この局面は上手がよくなっている。▲7八金は△5七歩成、▲5二馬は△同飛▲同と△6六角でいい。なお、▲5二馬に△8七銀成▲同玉△7六金▲同玉△7七金▲7五玉△7四金は▲同馬があるので注意。 94 2四歩(25) ( 0:00/00:00:00) *すっと押し出すように歩を突いた。 95 8七銀成(76) ( 0:00/00:00:00) 96 同 玉(88) ( 0:00/00:00:00) *古屋アマも一分将棋に入った。 97 7六金(75) ( 0:00/00:00:00) *「上手にあと1歩あれば……」と青野九段。上手の持ち駒が金歩歩なら、下手玉を詰ますことができる。そして、歩は2四や5一に落ちている。 98 9八玉(87) ( 0:00/00:00:00) *「上手が逆転しましたか。下手は少し大事に指しすぎた気がします」(青野九段) 99 8七金打 ( 0:00/00:00:00) 100 8九玉(98) ( 0:00/00:00:00) 101 8八歩打 ( 0:00/00:00:00) *▲8八同飛は△同金▲同玉△7七金▲8九玉△8八飛▲7九玉△7八金▲同金△同飛成で詰み。 102 7九玉(89) ( 0:00/00:00:00) 103 2四銀(33) ( 0:00/00:00:00) *決めるだけ決めてから歩を入手した。△7八歩▲同金△同金▲同飛△同成銀▲同玉△7七金打▲6九玉△6四飛以下の詰めろだ。 104 6八金(69) ( 0:00/00:00:00) *△7八歩に▲6九玉を用意したが、△5七歩成で上手の攻めは止まらない。 *「古屋さんは強いので、この手で負けるはずがない、この手で余しているはずだ、と手が読めてしまうんです。しかし、安全に安全にと指しているうちに、踏み込みを欠いてしまったかもしれません」(青野九段) 105 5七歩成(56) ( 0:00/00:00:00) *△5七歩成に▲同銀は△同飛成で受けがない。 *ここで古屋アマが投了した。終局時刻は12時13分。消費時間は両者とも50分(持ち時間は各50分)。 * *※局後の感想※ *「序盤から丁寧に指されて、厳しい戦いを強いられました」(佐藤) *「▲5八飛(72手目)のタイミングがよくなかった気がします。もう少し早く転回するか、2八飛型のままで指すべきでした」(古屋アマ) 106 投了 ( 0:00/00:00:00) まで105手で上手の勝ち