# --- Kifu for Windows (Pro) V6.63.1 棋譜ファイル --- 対局ID:3519 記録ID: 開始日時:2015/01/19 14:00 終了日時:2015/01/19 15:22 表題:朝日杯将棋オープン戦 棋戦:第8回朝日杯将棋オープン戦本戦 持ち時間:各40分 消費時間:99▲32△40 場所:東京・将棋会館 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 手合割:平手   先手:渡辺明二冠 後手:永瀬拓矢六段 先手省略名:渡辺明 後手省略名:永瀬 手数----指手---------消費時間-- *第8回朝日杯将棋オープン戦は本戦が進行中。本局は渡辺明二冠と永瀬拓矢六段の一戦。勝者は19時から行われる対局でベスト4入りをかけて戦う。両者は本局が初手合い。 *持ち時間は40分(チェスクロック使用)、使い切ると1手60秒の秒読み。先後は振り駒で決定される。ニコニコ生放送の解説は佐々木慎六段、聞き手は熊倉紫野女流初段が担当する。本局の記録係は梶浦宏孝三段(鈴木大介八段門下)。13時40分、渡辺入室。手荷物を置いて部屋の外へ。入れ替わるように永瀬が姿を現した。永瀬も手荷物を置き、部屋の外へ出ていった。しばらくして渡辺がお盆を手に戻ってくる。上座に着き、扇子を取り出す。13時47分、永瀬が対局室に戻る。互いに一礼し、対局の準備が始まった。両者大橋流で駒を並べていく。13時50分、振り駒が行われた。結果は歩が3枚。渡辺の先手に決まった。渡辺は背筋を伸ばし、斜め前をじっと見つめる。永瀬は眼鏡をクイッと上げた。 * *【ニコニコ生放送】 *http://live.nicovideo.jp/watch/lv205825062 * *※局後の感想※ *63手目、68手目、99手目に記載。 * *(棋譜・コメント入力=文) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手] 1 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) *定刻の14時、対局開始。渡辺はチェスクロックが押されるのを確認してから、ゆったりと盤上に手を伸ばした。 2 8四歩(83) ( 0:00/00:00:00) 3 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) *◆渡辺 明(わたなべ あきら)二冠(棋王・王将)◆ *1984年4月23日生まれ、東京都葛飾区出身。所司和晴七段門下。2000年、四段。2005年、九段。棋士番号は235。 *タイトル戦登場は21回。獲得は竜王9期(永世竜王)、王座1期、棋王2期、王将2期の計14期。棋戦優勝は9回。 4 3二金(41) ( 0:00/00:00:00) *◆永瀬 拓矢(ながせ たくや)六段◆ *1992年9月5日生まれ、神奈川県横浜市出身。安恵照剛八段門下。2009年、四段。2013年、六段。棋士番号は276。 *2012年、第2期加古川青流戦と第43期新人王戦で優勝。 5 7八金(69) ( 0:00/00:00:00) 6 8五歩(84) ( 0:00/00:00:00) *角換わり模様の立ち上がり。最近は「後手苦しい」と言われていた同型への挑戦が流行しているが、本局ではどうか。 7 7七角(88) ( 0:00/00:00:00) *渡辺の今年度成績は16勝7敗(0.696)。 *勝率はランキング11位。 *通算成績は491勝235敗(0.676)。 8 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) *永瀬の今年度成績は17勝12敗(0.586)。 *通算成績は159勝68敗(0.700)。 9 8八銀(79) ( 0:00/00:00:00) 10 4二銀(31) ( 0:00/00:00:00) 11 2二角成(77) ( 0:00/00:00:00) 12 同 金(32) ( 0:00/00:00:00) *後手はいずれ△3二金と戻すことになる。金の動きでは2手損だが、先手も角の動きで2手損しているので最終的に手の損得はなくなる。 13 7七銀(88) ( 0:00/00:00:00) *朝日杯は今回から初めてニコニコ生放送による中継が行われる。先週16日には、関西将棋会館での対局の様子が中継された。 * *【朝日杯将棋、16日に本戦開幕 1回戦からニコ生で中継】 *http://www.asahi.com/articles/ASH1F4Q09H1FUCLV00B.html 14 7二銀(71) ( 0:00/00:00:00) *本局は特別対局室の奥側(上座)で行われている。隣では郷田真隆九段−屋敷伸之九段戦が対局中。19時からの対局に勝ち進むのは誰か。 15 3八銀(39) ( 0:00/00:00:00) *渡辺の本棋戦成績は12勝6敗(0.667)。第1回から参加し、第6回で優勝。前回は決勝まで勝ち進んだが、羽生善治三冠(当時)に敗れた。これまですべてシードにより本戦からの出場。 16 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00) *永瀬の本棋戦成績は14勝4敗(0.778)。第4回から参加し、二次予選進出は2回目。今回は二次予選で松尾歩七段、日浦市郎八段を破って本戦に勝ち進んだ。 &元に戻す表示局面 17 4六歩(47) ( 0:00/00:00:00) 18 3二金(22) ( 0:00/00:00:00) 19 4七銀(38) ( 0:00/00:00:00) 20 6三銀(72) ( 0:00/00:00:00) 21 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) 22 5四銀(63) ( 0:00/00:00:00) 23 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) 24 5二金(61) ( 0:00/00:00:00) 25 3六歩(37) ( 0:00/00:00:00) 26 4一玉(51) ( 0:00/00:00:00) 27 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) 28 1四歩(13) ( 0:00/00:00:00) 29 7九玉(68) ( 0:00/00:00:00) 30 3一玉(41) ( 0:00/00:00:00) 31 5六銀(47) ( 0:00/00:00:00) 32 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) *どんどん指し手が進んでいく。記録係の梶浦三段はマス目の符号だけササッと記入し、チェスクロックをせわしなく押す。 33 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00) 34 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) 35 3七桂(29) ( 0:00/00:00:00) 36 7四歩(73) ( 0:00/00:00:00) 37 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) 38 7三桂(81) ( 0:00/00:00:00) *永瀬、同型を選んだ。渡辺がちらりとチェスクロックを見る。 39 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) 40 3三銀(42) ( 0:00/00:00:00) *角換わり腰掛け銀先後同型。昭和の時代から指され続け、未だ結論の出ていない形だ。現在は先手の「富岡流」と呼ばれる指し方が決定版とされるが、最近は後手から富岡流を避ける指し方が見直され、流行の兆しが見えつつある。 *現局面までの消費時間は▲渡辺3分、△永瀬2分。 41 4五歩(46) ( 0:00/00:00:00) *仕掛けた。同型では「42173」の順番が定跡化された手順。 42 同 歩(44) ( 0:00/00:00:00) 43 2四歩(25) ( 0:00/00:00:00) 44 同 歩(23) ( 0:00/00:00:00) 45 1五歩(16) ( 0:00/00:00:00) 46 同 歩(14) ( 0:00/00:00:00) 47 7五歩(76) ( 0:00/00:00:00) 48 同 歩(74) ( 0:00/00:00:00) 49 3五歩(36) ( 0:00/00:00:00) *5つの突き捨ての最後。すべて入ると富岡流が発動してしまうので、後手は変化するならここが最後の岐路だ。 50 8六歩(85) ( 0:00/00:00:00) *14時7分、パタパタと進んでいた指し手が止まった。ここは現在の課題局面のひとつ。▲8六同歩、▲8六同銀のいずれも指されている。最近の実戦例では、順位戦A級▲阿久津主税八段−△三浦弘行九段戦で指され、阿久津八段は▲8六同歩を選択。結果は後手勝ち。 *現局面までの消費時間は▲渡辺4分、△永瀬2分。 51 同 銀(77) ( 0:00/00:00:00) *渡辺、銀で取る順を選択。指して永瀬の顔をじろりと見る。実戦例は2局あり、いずれも先手勝ち。うち1局は渡辺の対局で、▲渡辺明二冠−△森下卓九段戦(2014年5月、王位戦挑戦者決定リーグ白組)はここから△6三金▲7四歩△8五桂▲7三歩成△同金▲7一角と進んだ。 52 3五歩(34) ( 0:00/00:00:00) *手を戻す。これはもう1局の実戦例、▲村山慈明五段−△三浦弘行八段戦(2011年2月、王位戦挑戦者決定リーグ白組、段位は当時)で指された手。以下▲7四歩△3六歩▲4五桂△同銀▲7三歩成△3七歩成▲1八飛△9二飛▲4五銀△2七角▲3四歩と進んでいる。 53 7四歩打 ( 0:00/00:00:00) 54 3六歩(35) ( 0:00/00:00:00) *なんというスピードだろう。互いに想定内であることは確実。研究勝負だ。 55 4五桂(37) ( 0:00/00:00:00) 56 同 銀(54) ( 0:00/00:00:00) 57 7三歩成(74) ( 0:00/00:00:00) 58 3七歩成(36) ( 0:00/00:00:00) 59 1八飛(28) ( 0:00/00:00:00) *14時10分の着手。渡辺は息を吐き、頭に手をやる。永瀬はぷくーっと頬を膨らませる。渡辺が席を立った。 60 9二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *14時13分、永瀬が着手。まだ前例のある進行だ。永瀬はグラスにお茶を注ぎ、一口、二口と飲む。ほどなくして渡辺が対局室に戻った。 *現局面までの消費時間は▲渡辺6分、△永瀬5分。 61 4五銀(56) ( 0:00/00:00:00) 62 2七角打 ( 0:00/00:00:00) *飛車に当てつつ、本命は銀取り。ニコニコ生放送では、佐々木慎六段が解説中。「前例は▲3四歩で、代えて▲3四銀打は△7六桂が嫌です。▲3四銀打では攻めの迫力がそこまでなく、先手玉は退路をふさがれる△7六桂が気になります」と話している。 63 5六角打 ( 0:00/00:00:00) *14時18分、渡辺が駒台の角を手に取った。前例と離れる角打ちだ。銀にヒモをつけつつ、後手の飛車を狙う。渡辺は着手して足を崩し、あぐらになる。永瀬が盤に顔を近づけ、ぱちぱちと瞬きをする。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>△8八歩▲同玉△7六桂は王様を上に逃がしている感じがします。第一候補は単に△7六桂。他には△1八角成、ひねった手では△4一歩もあるかもしれないです。 * *※局後の感想※ *ここで△1八角成▲同香△1九飛が調べられ、以下▲8八玉△7六桂▲7七玉が示された。先手玉が上に逃げていく形なので本譜との比較は難しいところ。 64 7六桂打 ( 0:00/00:00:00) *14時24分、永瀬の手が動いた。着手してグラスのお茶を一口。渡辺が頭をかく。先手玉を縛る桂打ちだ。▲8六同銀と取った形の隙をついている。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>駒損している後手は早めに攻めていきたいです。先手が普通の人なら受けられない形ですが、先手は渡辺二冠ですからね。 65 7七歩打 ( 0:00/00:00:00) *桂を取りにいく。こうなれば後手が暴れてくるのは目に見えている。強い催促だ。後手は平凡に攻めるなら飛車を取って王手に打つ。一例は△1八角成▲同香△4九飛▲6九桂△8八歩。桂が玉の退路を封鎖している間に厳しく迫っていきたい。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>これでは駄目かと思っていたのですが……。△1八角成▲同香△4九飛にどうするのでしょうか。▲5九桂△4八とはきつそうです。 66 1八角成(27) ( 0:00/00:00:00) *14時37分の着手。渡辺が小さく首をかしげた。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>そうか、△1八角成▲同香△4九飛▲6九桂△8八歩に、▲7六歩△8九歩成▲同玉△6九飛成▲7九銀△5八竜と金を取らせてしまうのはどうでしょう。先手玉は結構堅いですし、もともと銀得していたので金を取らせても大丈夫という発想です。 67 同 香(19) ( 0:00/00:00:00) 68 4九飛打 ( 0:00/00:00:00) *厳しい王手。上に逃げられない現状では合駒をするしかないが、△8八歩や△4八との追撃が入る。 * *※局後の感想※ *代えて△1九飛が調べられたが、▲2九銀△4六歩▲7六歩△4七歩成▲4四桂△同銀▲同銀の進行は先手よし。 69 6九桂打 ( 0:00/00:00:00) *一番安い駒を使う。渡辺、額に手をやる。永瀬は盤に張りつくように前傾姿勢。 70 8八歩打 ( 0:00/00:00:00) *現局面までの消費時間は▲渡辺15分、△永瀬25分。 71 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 72 8九歩成(88) ( 0:00/00:00:00) 73 同 玉(79) ( 0:00/00:00:00) 74 6九飛成(49) ( 0:00/00:00:00) *永瀬、ぐぐっと押さえつけるように力を込めた。 75 7九銀打 ( 0:00/00:00:00) *渡辺、あっさり金を取らせた。しかし銀を打った先手玉は深くて堅い。あとは手番を握ってうまい攻めがあるかどうか。 76 5八龍(69) ( 0:00/00:00:00) *ボロッと金を取れた。これで駒割りは後手の桂得。先手は得た手番を有効に活用していきたい。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>ここは▲3四歩と打ちますよ。5六の角は守りに利いているので、▲9二角成と飛車を取るのはタイミングをはかりたいです。 77 3四歩打 ( 0:00/00:00:00) 78 7六歩(75) ( 0:00/00:00:00) *銀取りを手抜いての攻め。激しい応酬だ。 79 3三歩成(34) ( 0:00/00:00:00) 80 同 金(32) ( 0:00/00:00:00) *14時45分、永瀬が着手して席を立つ。渡辺は扇子を開閉させながら盤面を見つめる。しばらくして永瀬が戻ってくる。 *後手は次に△7七桂で玉を端に追いやって△9五歩が速い攻めだ。先手はそれを上回る手段で迫りたい。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>ここで先手はどうするか。▲8五角が好手に見えます。負けない手ですね。ここまで来ると先手を持ちたいです。 81 3四桂打 ( 0:00/00:00:00) *玉を縛る桂のお返し。放置すると▲9二角成と飛車を取られて詰めろになるので危ないが、手の入れ方も難しい。△3二金打と打てば堅いが、駒を使うので攻めの迫力がなくなってしまう。 *現局面までの消費時間は▲渡辺17分、△永瀬26分。14時54分、永瀬が時間を使っている。グラスにお茶を注いで飲む。鋭い眼光で盤面をにらむ。こめかみをもむ仕草。頭をかく姿は、困っているようにも見える。あぐらに座る渡辺が永瀬の様子をちらりと見る。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>▲3四桂は素朴な手ですが、やられてみると困ります。渡辺二冠、さすがですね。 82 2二桂打 ( 0:00/00:00:00) *14時58分、静かな駒音で指された。渡辺はゆっくりとお茶を飲み、チェスクロックを見る。永瀬が一瞬、天を仰いだ。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>ひねり出した感がありますね。パッと見、▲9二角成△同香に▲8五角と打ってみたいです。次に▲7六角と歩を取れれば先手に負けはないです。▲2二同桂成△同玉はやりたくないです。なるべく2二の桂は取らないで攻めたい。 83 9二角成(56) ( 0:00/00:00:00) *15時3分の着手。永瀬は口元に手を当ててうつむく。渡辺は前傾姿勢で盤面を見る。15時6分、持ち時間が切れたことを永瀬が自己申告。1分将棋に入った。 84 同 香(91) ( 0:00/00:00:00) *先手は▲8五角〜▲7六角が絶好の味。自玉を安全にしつつ、手番を握って駒が急所に利いてくる。▲9一飛の王手も厳しい。永瀬は何度か小さくうなずき、うつむく。 85 4二銀打 ( 0:00/00:00:00) *15時11分、王手で直接迫った。清算して横から攻めるつもりだろう。 86 同 金(52) ( 0:00/00:00:00) 87 同 桂成(34) ( 0:00/00:00:00) 88 同 玉(31) ( 0:00/00:00:00) 89 8二飛打 ( 0:00/00:00:00) *平凡に横から迫る。△5二桂には▲8五角が詰めろで入る。 90 5二桂打 ( 0:00/00:00:00) 91 6三と(73) ( 0:00/00:00:00) *ヒタヒタと活用。確実な寄せだ。永瀬は斜め上を見上げ、目を閉じる。 92 5一銀打 ( 0:00/00:00:00) 93 5二と(63) ( 0:00/00:00:00) 94 同 銀(51) ( 0:00/00:00:00) *先手玉に詰みはないので、詰めろの連続で迫ればよい。 95 4四桂打 ( 0:00/00:00:00) *タテヨコからがっちりと攻める。渡辺は缶ボトルのお茶を湯飲みに注ぐ。 96 同 金(33) ( 0:00/00:00:00) 97 同 銀(45) ( 0:00/00:00:00) 98 3四角打 ( 0:00/00:00:00) *攻防手。これが詰めろになっているかどうか。 99 2三角打 ( 0:00/00:00:00) *鮮やかな切り返しがあった。自玉の受けに利かせつつ、退路をふさいでいる。57秒まで読まれて、永瀬が「負けました」と頭を下げた。終局時刻は15時22分。消費時間は▲渡辺32分、△永瀬40分。渡辺が永瀬をうながし、感想戦のために別室に移るべく静かに部屋を去った。隣では対局が続いている。 * *■ニコニコ生放送■ *佐々木慎六段>68手目の△4九飛で先手が駄目かと思っていたのですが、▲6九桂から金を取らせる構想が素晴らしかったです。79手目の▲3三歩成には本譜の△同金ではなく△同桂の方があやがあった気がします。82手目の△2二桂というひねった受けに対して、渡辺二冠がさすがの寄せを見せました。 * *※局後の感想※ *渡辺は「本譜はいいかなと思っていた。桂を取った(▲7六歩=71手目)形が広く、向こうは穴ぼこが開いているので、手がつくと速い」と振り返った。永瀬は感想戦が終わると、5階の中継室に顔を出し「(感想戦を)やるところがなくてすみません」とため息混じりに話した。 100 投了 ( 0:00/00:00:00) まで99手で先手の勝ち