# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.55 棋譜ファイル --- 対局ID:11448 記録ID:5fc4aa0d2e1acc00049f9d83 開始日時:2020/12/07 10:00 終了日時:2020/12/07 11:39 表題:朝日杯将棋オープン戦 棋戦:第14回朝日杯将棋オープン戦二次予選 戦型:角換わり腰掛け銀 持ち時間:各40分 消費時間:130▲40△40 場所:関西将棋会館 図:投了 振り駒:2,2,稲 計時方式:チェスクロック 秒読み:60秒 先手消費時間加算:0 後手消費時間加算:0 手合割:平手   先手:稲葉陽八段 後手:大石直嗣七段 先手省略名:稲葉 後手省略名:大石 手数----指手---------消費時間-- *第14回朝日杯将棋オープン戦二次予選1回戦より、稲葉陽八段と大石直嗣七段の一戦をお送りする。対局は関西将棋会館で、12月7日(月)10時開始。持ち時間は各40分(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。振り駒の結果、稲葉の先手となった。 *なお勝者は本日14時より二次予選決勝で、糸谷哲郎八段−服部慎一郎四段戦の勝者と対戦する。 * *本局の感想戦取材はありません。 *https://twitter.com/shogi_mobile/status/1247034286126985218 * *(棋譜・コメント入力=虹) *[棋譜表示の*はコメント付きの指し手] 1 2六歩(27) ( 0:08/00:00:08) *◆稲葉 陽(いなば あきら)八段◆ *1988年8月8日生まれの32歳。兵庫県西宮市出身。井上慶太九段門下。 *2000年、6級で奨励会入会。2008年、四段昇段(プロ入り)。2016年、八段昇段。棋士番号は269。 *タイトル戦登場は1回。棋戦優勝は1回。 2 3四歩(33) ( 0:16/00:00:16) *◆大石 直嗣(おおいし ただし)七段◆ *1989年9月16日生まれの31歳。大阪府八尾市出身。森信雄七段門下。 *2001年、6級で奨励会入会。2009年、四段昇段(プロ入り)。2017年、七段昇段。棋士番号は275。 3 7六歩(77) ( 0:07/00:00:15) *稲葉の今年度成績は9勝12敗(0.429)。 *通算成績は319勝179敗(0.641)。 4 9四歩(93) ( 0:17/00:00:33) *大石の今年度成績は16勝7敗(0.696)。 *通算成績は254勝175敗(0.592)。 5 2五歩(26) ( 0:13/00:00:28) *稲葉の直近10局の成績は6勝4敗(右が最新:○●●○○○○●○●)。 6 8八角成(22) ( 0:13/00:00:46) *大石の直近10局の成績は6勝4敗(右が最新:○●○●●○○○○●)。 7 同 銀(79) ( 0:13/00:00:41) *稲葉の朝日杯成績は19勝12敗。第8・12回では本戦トーナメントを戦っている。今期は二次予選からの出場で、本局が自身の初陣となる。 8 2二銀(31) ( 0:10/00:00:56) *大石の朝日杯成績は18勝11敗。二次予選は第5・6回にも進出し、今回が3度目となる。一次予選では北浜健介八段、福崎文吾九段、黒田尭之四段から勝利を収めてきた。 9 4八銀(39) ( 0:09/00:00:50) *代えて▲2四歩△同歩▲同飛には△3五角の返し技があった。飛車先の歩は交換できない。 10 3三銀(22) ( 0:12/00:01:08) *両者の対戦成績は稲葉の5勝5敗(右が最新:○○●○○●●○●●)。朝日杯での対戦は初となる。 11 9六歩(97) ( 1:52/00:02:42) 12 2二飛(82) ( 0:20/00:01:28) *戦型は角交換向かい飛車に決まった。 13 6八玉(59) ( 0:17/00:02:59) *代えて▲6五角には△7四角▲4三角成△5二金左が進行の一例。それで先手は馬を捕獲されてしまうが、以下▲同馬△同金に▲7五金で角を捕獲できるため駒損にはならない。本譜は穏便に組み合う方針だ。 14 7二金(61) ( 0:15/00:01:43) 15 4六歩(47) ( 0:21/00:03:20) 16 6二銀(71) ( 0:14/00:01:57) *玉を右辺に囲うための道を作る。 17 4七銀(48) ( 0:04/00:03:24) 18 6四歩(63) ( 0:20/00:02:17) 19 5八金(49) ( 0:52/00:04:16) *2枚の離れ駒にヒモをつける自然な一着。 20 7四歩(73) ( 0:13/00:02:30) *両者とも早い着手が続いている。ここまでで1分以上を計上しているのは11手目▲9六歩のみ。 21 7八玉(68) ( 0:41/00:04:57) *なかなかこの玉寄りを指さなかった。優先度が高くないとの判断だったのか、または代えて▲7八金〜▲8六歩〜▲8七銀と銀冠の骨組みを急いで組むための余地を残していたのか。 22 6三銀(62) ( 0:18/00:02:48) *バランス重視の木村美濃。玉の位置は8二地点が堅いが、6二地点に設置して9筋の端攻めに出やすく構えることも考えられる。 23 5六銀(47) ( 0:16/00:05:13) 24 7三桂(81) ( 0:23/00:03:11) 25 6六歩(67) ( 0:19/00:05:32) 26 8四歩(83) ( 0:45/00:03:56) *大石は居玉のまま駒組みを進めている。好きなタイミングで△2四歩から動くことが可能だが、そうする場合は居玉だと具合が悪いケースも多いだろう。この先の構想やいかに。 27 8六歩(87) ( 0:26/00:05:58) 28 1四歩(13) ( 2:39/00:06:35) *2分の少考。 *そろそろ指す手が悩ましくなってきたのか。玉の移動よりも先に、場合によっては手待ちにもなりうる端歩突きを優先。 29 1六歩(17) ( 0:23/00:06:21) *対する稲葉はすぐにあいさつを返した。代えて▲8七銀〜▲8八玉〜▲7八金と銀冠への組み替えを急ぎたいところでもあるが、隙を見せた瞬間に△2四歩と動かれる可能性がある。 30 6二飛(22) ( 1:50/00:08:25) *30手目△6二飛までの消費時間は▲稲葉6分、△大石8分。 * *なるほど、居玉のままでいたのは右辺ではなく左辺に囲う変化を残すためだった。右四間飛車にして、以下△5四銀〜△6五歩の仕掛けを狙う。 31 6八金(69) ( 1:19/00:07:40) *銀冠に組むのであれば左金を7八地点に設置するため、この一手はその変化を選ばないといったもの。 32 3二金(41) ( 0:27/00:08:52) 33 3六歩(37) ( 0:13/00:07:53) 34 4二玉(51) ( 0:12/00:09:04) 35 3七桂(29) ( 0:15/00:08:08) *いずれ▲3五歩△同歩▲4五桂といった具合で仕掛けていけるように準備。 36 6一飛(62) ( 0:35/00:09:39) *紆余曲折あって居飛車系の駒組みにはなったが、それでも7二金型を生かしてバランス重視の下段飛車に。 37 6七金(68) ( 1:24/00:09:32) *代えて▲6七金右のほうが囲いは堅いが、どうやら稲葉もバランス重視で進めるようだ。 38 8一飛(61) ( 1:25/00:11:04) *先手陣が6筋の守りを強化してきたことで、△5四銀〜△6五歩とは攻めにくくなったか。大石は少し手を止めて考えたあと、△8一飛で照準を定め直した。 39 8七銀(88) ( 1:49/00:11:21) *代えて▲7七銀では以下△8五歩▲同歩に△同桂が銀に当たってしまう。本譜であればその攻めを緩和できる。 40 8五歩(84) ( 0:30/00:11:34) *40手目△8五歩までの消費時間は▲稲葉11分、△大石11分。 41 同 歩(86) ( 0:10/00:11:31) 42 同 飛(81) ( 0:08/00:11:42) 43 8六歩打 ( 0:09/00:11:40) *後手から△8六歩と打たれては、駒損か、8筋を突破されるかのどちらかを選ばねばならない。ここは受けるよりないだろう。 44 8一飛(85) ( 0:06/00:11:48) *1歩を手にしたことに満足し、大石は飛車を引き揚げた。 45 7七桂(89) ( 0:13/00:11:53) 46 5四銀(63) ( 1:03/00:12:51) 47 4五桂(37) ( 4:11/00:16:04) *4分の考慮。 *先手陣の耐久力はどうなっているのか。稲葉はこのタイミングで本格的に動いた。以下△2二銀には▲7五歩と桂頭を攻めてから▲2四歩で1歩を手にするのだろう。進行の一例は△2二銀▲7五歩に△4四歩▲7四歩△4五歩▲7三歩成△同金で、後手は後に△7五桂の金銀両取りを狙えそうだ。 48 4四銀(33) ( 3:52/00:16:43) *3分の考慮。 *代えて△2二銀よりも攻め志向。どこかで△5五銀左とぶつける手段を可能にしている。ただし4四地点に駒がきたため、後に△4四歩〜△4五歩と桂を取る順は選べない。 49 4八金(58) ( 1:16/00:17:20) *△3七角の打ち込みを防いだ。次に▲2九飛と引けば、近年の角換わりらしい下段飛車の好形となる。 50 3三桂(21) ( 2:10/00:18:53) *50手目△3三桂までの消費時間は▲稲葉17分、△大石18分。 51 同 桂成(45) ( 0:48/00:18:08) 52 同 銀(44) ( 0:30/00:19:23) 53 4五歩(46) ( 0:11/00:18:19) *次に▲4六桂と打つ狙いだろう。以下△6三銀で攻防に利いた銀を引かせ、▲3八飛〜▲3五歩の攻めを見てどうか。 54 6二金(72) ( 3:02/00:22:25) 55 2九飛(28) ( 0:04/00:18:23) *互いに陣形を整えて隙をなくした。 56 6三銀(54) ( 0:25/00:22:50) 57 4六角打 ( 0:34/00:18:57) *好位置に角を設置した。▲3五歩△同歩▲同角で歩切れを解消できるようになり、また将来的に持ち歩が2枚になれば▲1五歩△同歩▲1二歩△同香▲1三歩△同香▲同角成で端を突破する筋も生じる。 58 8五歩打 ( 2:45/00:25:35) *2分の少考。 *再度、8筋から攻めていった。以下▲8五同歩△同桂▲同桂△同飛▲8六歩△8一飛となれば、攻めの桂と守りの桂を交換できる。 59 同 歩(86) ( 0:21/00:19:18) 60 同 桂(73) ( 0:06/00:25:41) *60手目△8五同桂までの消費時間は▲稲葉19分、△大石25分。 61 同 桂(77) ( 0:07/00:19:25) 62 同 飛(81) ( 0:05/00:25:46) 63 8六歩打 ( 0:05/00:19:30) 64 8一飛(85) ( 0:05/00:25:51) *互いにコツコツとポイントを稼ぎ合う展開。となれば本局の形勢を左右する鍵は、おそらく先手だけが手放した4六角が働くかどうかだろう。 65 3五歩(36) ( 0:18/00:19:48) 66 5四桂打 ( 1:17/00:27:08) *ポイントを稼がせない。(1)▲5五角と逃げたところで△3五歩と手を戻せば、先手の歩切れ解消を阻止できる。またこの桂は角を追うだけにとどまらず、いずれ6筋攻めに利用できそうだ。ほかには(2)▲3四歩△4六桂▲3三歩成△同金も考えられるが、そこで先手の追撃策があるかどうか。 67 3四歩(35) ( 6:53/00:26:41) *6分の考慮。 *△4六桂で角を取らせる代わりに、跳ねた桂が先手玉まで届きにくいように誘導。後手玉付近にキズを作ることもできるため、駒損分の代償はあるとの判断だろう。 68 4六桂(54) ( 1:04/00:28:12) *しかしこの桂も、△3六桂の応援があれば攻め駒として機能しそうだ。先手は何か受けの手を入れる必要があるかもしれない。 69 3三歩成(34) ( 0:04/00:26:45) 70 同 金(32) ( 0:05/00:28:17) *70手目△3三同金までの消費時間は▲稲葉26分、△大石28分。 71 4七銀打 ( 0:04/00:26:49) *手堅く。攻めるときは鋭く動く稲葉だが、守るときには徹底して粘る棋風だ。 72 6五歩(64) ( 0:38/00:28:55) *急所の歩突き。▲6五同歩には以下△6六歩▲同金△5四桂▲6七金に△6六歩の拠点作りが大きく、大石の攻めがつながりそうだ。 73 4六銀(47) ( 1:16/00:28:05) 74 6六歩(65) ( 0:23/00:29:18) 75 同 金(67) ( 0:43/00:28:48) 76 8五歩打 ( 0:14/00:29:32) *代えて△5四桂の金銀両取りも魅力的だったが、大石はさらに味つけをして攻めるようだ。先手は次に△8六歩と取り込まれると厳しいため、この歩は無視しにくい。 77 同 歩(86) ( 2:16/00:31:04) 78 8六歩打 ( 0:13/00:29:45) *厳しい歩打ち。▲8六同銀には△6四角が銀の両取りになる。以下▲5五桂で反発しようとしても、△8六角▲6三桂成に△7七銀▲8七玉△7八角▲9八玉△6六銀成が一例で後手勝勢。 79 9八銀(87) ( 0:14/00:31:18) *ということで辛抱。大きなクサビが刺さった。 80 5四桂打 ( 2:50/00:32:35) *80手目△5四桂までの消費時間は▲稲葉31分、△大石32分。 * *あいかわらずこの桂打ちは残っている。以下▲5五銀右△6六桂▲同銀の局面は、駒割りが▲銀桂2△角金の交換。攻めの手段が多いことからも、後手有利といえるだろう。 81 5五銀(46) ( 0:04/00:31:22) 82 6六桂(54) ( 1:11/00:33:46) 83 同 銀(55) ( 0:03/00:31:25) 84 8五飛(81) ( 0:39/00:34:25) *次に△8七金と打ち込めば8筋を食い破れる。▲8八歩と受けるのが自然だろう。 85 8八歩打 ( 0:07/00:31:32) 86 9三角打 ( 0:24/00:34:49) *見えにくいアングルからの角打ち。いずれ△6四銀〜△7五歩のように後手陣の駒を活用することも考えられる。 87 6七歩打 ( 0:29/00:32:01) 88 7五歩(74) ( 0:15/00:35:04) *すぐに先手玉付近に攻め掛かる。先手の持ち駒が守りに適していないため、いまのうちに押し切ってしまいたいのだろう。 89 同 歩(76) ( 0:08/00:32:09) 90 7六歩打 ( 2:18/00:37:22) *90手目△7六歩までの消費時間は▲稲葉32分、△大石37分。 91 6九桂打 ( 0:33/00:32:42) *徹底防戦。後手陣左辺も堅くはないため、ここをしのげば▲4六桂〜▲3四歩といった反撃の楽しみが残る。 92 6四銀(63) ( 1:48/00:39:10) *1分考え、大石は残り1分を切っている。盤上の駒を活用して攻めを厚くした。 93 2四歩(25) ( 0:11/00:32:53) *ついに反撃のターンが回ってきたか。6四銀型のため、△2四同歩▲3四歩△同金▲4六桂△3三金▲3四歩△3二金▲2四飛△2三歩に▲3三歩成が王手銀取りとなる。 94 同 金(33) ( 0:50/00:40:00) *ここで大石が持ち時間を使いきった。以降は一分将棋となる。 *前述のような攻めを警戒したのか、大石は△2四同金と応じた。以下▲3六桂ならば手抜いて攻め合うのだろう。 95 4四歩(45) ( 0:49/00:33:42) *対する稲葉は残り7分ほど。 *横から6四銀を狙うような変化はなくなるが、それよりも後手玉付近にキズを作ることを稲葉は優先した。 96 同 歩(43) ( 0:00/00:40:00) 97 4三歩打 ( 0:36/00:34:18) 98 同 玉(42) ( 0:00/00:40:00) 99 3六桂打 ( 0:04/00:34:22) 100 6五歩打 ( 0:00/00:40:00) *2四金を逃げると▲2三飛成が生じてしまう。終盤は駒の損得よりも速度が優先されるため、ここは逃げずに攻め合うのが自然だろう。 101 同 銀(56) ( 1:26/00:35:48) 102 同 銀(64) ( 0:00/00:40:00) 103 同 銀(66) ( 0:04/00:35:52) 104 7五飛(85) ( 0:00/00:40:00) *△7七銀以下の詰めろ。6五銀にも当てている。 105 5五桂打 ( 0:40/00:36:32) 106 5二玉(43) ( 0:00/00:40:00) *代えて△3二玉では▲2四桂が王手になってしまう。逆方向に逃げたほうが耐久力は高い。 107 6六銀打 ( 0:07/00:36:39) *△7七銀以下の詰めろを消しつつ、6五銀にヒモをつけた。それでも△7七銀と打ち込む手はあるが、以下▲同桂△同歩成▲同銀△6五飛のときに稲葉が手番を握る。 108 7七銀打 ( 0:00/00:40:00) *銀打ちを決行。前述手順でポイントを稼いでどうかだが、先手に攻めのターンを与えてしまう点だけは気掛かりだ。 109 同 桂(69) ( 0:04/00:36:43) *代えて▲7七同銀△同歩成▲同桂で6五銀にヒモをつけるのは、以下△7六歩の追撃が厳しい。 110 同 歩成(76) ( 0:00/00:40:00) 111 同 銀(66) ( 0:02/00:36:45) 112 6五飛(75) ( 0:00/00:40:00) 113 4四桂(36) ( 0:07/00:36:52) *2四金を取っている余裕はない。いざとなれば▲2四飛で回収できる。まずは後手玉を追い詰めることを優先した。 114 6一玉(52) ( 0:00/00:40:00) 115 7四桂打 ( 0:02/00:36:54) 116 8五桂打 ( 0:00/00:40:00) *ここで再度、攻め合った。▲6二桂成には以下△同玉▲6三金△7一玉▲7二銀△8二玉で耐えている。 117 7六銀打 ( 3:06/00:40:00) *残っていた3分を使いきり、稲葉も一分将棋に突入。 118 7七桂成(85) ( 0:00/00:40:00) *▲7七同玉に(1)△6六銀の追撃や、(2)△5五飛で先手の反撃を緩和するなどが一例。 119 同 玉(78) ( 0:00/00:40:00) 120 6六銀打 ( 0:00/00:40:00) *決めにいく変化を採用。 121 6八玉(77) ( 0:00/00:40:00) *5七地点に6六銀と9三角が利いているため、いかにも危ない形だ。しかし即詰みがなければ後手玉も安全ではない。 122 7七角打 ( 0:00/00:40:00) 123 5八玉(68) ( 0:00/00:40:00) 124 5七銀成(66) ( 0:00/00:40:00) *角のクサビを打ち込んでから△5七銀成を決行。手順に5五桂を取り払いつつ先手玉を追える。 125 同 金(48) ( 0:00/00:40:00) 126 同 角成(93) ( 0:00/00:40:00) 127 同 玉(58) ( 0:00/00:40:00) 128 5五飛(65) ( 0:00/00:40:00) 129 4八玉(57) ( 0:00/00:40:00) *先手玉を詰ますか、詰めろの連続で迫りつつ7四桂や4四桂を外せば後手が勝つだろう。 130 3六桂打 ( 0:00/00:40:00) *ここで稲葉が投了した。終局時刻は11時39分。消費時間は▲稲葉40分、△大石40分(持ち時間各40分、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。勝った大石は本日14時より二次予選決勝で、糸谷哲郎八段−服部慎一郎四段戦の勝者と対戦する。 *投了以下、▲3七玉△5七飛成▲4七歩△5五角成▲3六玉△3五金打▲2七玉△4七竜▲1八玉△1七金まで詰み。 131 投了 ( 0:00/00:40:00) まで130手で後手の勝ち